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FX 外国為替保証金取引
FX 取引とは | ||
FX取引は、通常、略されてFXと呼ばれているが、Foreign Exchangeの意味である。 | ||
FX取引の日本名称は、「通貨証拠金取引」「外国為替保証金取引」「外国為替証拠金取引」「外貨取引」「外為取引」等さまざまである。 | ||
☆☆☆ FX取引の歴史 ☆☆☆ | ||
取引の日本での歴史は、1998年4月、外為法(外国為替及び外国貿易法の改正)により始まり、それまでは銀行が独占していた外国為替業務を解放し、一般の人でも為替取引ができるようになった。 | ||
尚、銀行間の取引単位は100万ドルであったが、一般の人でも取引が可能なように単位を小さくして1万ドル単位になった。 | ||
☆☆☆取引内容 ☆☆☆ | ||
その他のFX取引の特徴としては株のように取引が成立しないということがほとんど少なく、FX取引の流動性は高い。 又、世界中で取引されているので、24時間、相場が動いているのも特徴である。 |
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外国為替証拠金(保証金)取引は株式の信用取引や商品の先物取引と同様の手法を用いて通貨を売買する方法です。 しかも一定の金額を『証拠金』を取引業者へ預けることで、『証拠金』の数倍の外貨取引を扱うこともできる。 |
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1.外国為替証拠金(保証金)取引は株式の信用取引や商品の先物取引と同様の手法を用いて通貨を売買する方法で、必ず通貨ペアの一方を「売り」、もう一方を「買い」ます。 例えば「米ドル/円」の「売り」は米ドル売り・円買い、「米ドル/円」の「買い」は米ドル買い・円売りです。 |
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しかし、実際には一銭も払わず、「米ドル/円」の「売り」では、米ドルを借りて売り、相当する円を買って貸すことになります。 そして、反対売買を行った時点で、買った通貨が売った通貨よりも値上がりしていれば利益が出る。 逆の場合は損失が出ますが、この損失をカバーする(保証する)ために証拠金というものを取引会社に預けておきます。 |
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株式の信用取引や商品取引と同じように、外貨を先に売ることもできますので円高局面でも利益をあげることができます。 | ||
また、FXの大きな特徴として、元本(現物)の移動(交換)を伴わない取引であることが挙げられます。 | ||
つまり、「買った通貨は売り戻す」、逆に「売った取引は買い戻す」ことを原則に、 一連の売買の『差額』(損益)だけを決済(差金決済)する取引です。 | ||
株式の信用取引や商品先物のような決済期限(いつまでに売買しなくてはいけないという期日)がなく、 FXでは「無期限」でポジションを持てることも大きな特徴である。 | ||
2.外国為替証拠金取引で期待できる利益とリスク | ||
FXには、2種類の利益が期待できます。 為替差益である「キャピタルゲイン」とスワップ金利と呼ばれる「インカムゲイン」です。 為替リスクは、実際に売買する外貨の額に比例しますから、この点は外貨預金と同じです。 ただし外国為替証拠金取引(FX)の場合は、実際に売買する外貨の数分の1以下の証拠金(保証金)で取引しているため、レバレッジを掛 けた分、投入資金に対し大きな利益が期待できる半面、リスクも大きくなる。 |
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・為替差益(キャピタルゲイン) | ||
通貨を安く買って高く売る、高く売って安く買うという、為替変動を利用した売買による利益。 外国為替市場では価格が変動するため、自分の予測とは逆に市場が動いた場合、損失が出ることになります。 |
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・スワップ金利(インカムゲイン&ロス) | ||
通貨間の金利差(スワップポイント)によって発生するもので、 2国間の『金利差調整』のことを指し、低金利通貨から高金利通貨へ投資した場合、その「金利差」をインカムゲインとして受け取ることができる。 | ||
<例>金利1%の通貨を売って、金利3%の通貨を買うと、『2%(=3%−1%)』のスワップ金利を受け取とれる。 | ||
つまり、金利の安い通貨を売って金利の高い通貨を買っているときにその金利の差額分の受取が発生し、反対に金利の高い通貨を売って 金利の安い通貨を買う場合に金利の支払いが発生します。 近年(2006年)では日本の円金利(超低金利)よりも海外の外貨の金利の方が高いことから、外貨の買いポジションの場合にはスワップポイントを受け取ることができるようになっています。 |
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スワップポイントは一日単位で受け払いが行われ、ポジションを持った日数分の金利が累積します。 | ||
3.外国為替証拠金取引上のリスク |
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■ 流動性リスク 株式などでは、市場に出回っている量に限りがあるため、価格が暴騰・暴落した時に、買いたくても買えない、売りたくても売れない状態になります。これを流動性リスクと言います。 これに対し為替の場合、メジャー通貨ならば市場に十分な量が出回っていますから、暴騰・暴落はあっても買えない・売れない状態になることはありません。 なお、マイナー通貨の場合は流動性リスクが問題となることがあります。 |
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■ 信用性リスク 外国為替証拠金取引(FX)の場合、業者に起因するリスクが問題となります。 まず、業者が倒産した場合、業者に預けてある証拠金を取り返せなくなることがあります(信用リスク)。 業者自体が悪徳でなくても、業者のカバー先に問題があった場合、同様の事態となります。 また、業者の処理能力(サーバーや通信回線)に問題があっても取引できなくなり、取引機会を逸することもある。 さらに業者が示す為替レートに問題があり、注文を出してもレートが変動して不利なレートが再提示されることもあります。 このように業者に起因するリスクは取引の安全性に直結しますから、広い意味で信用できる業者を選ぶ必要となる。 |
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☆☆☆ 外国為替証拠金取引の取引形態 ☆☆☆ | ||
外貨証拠金取引の取引形態は、外国為替市場と同じく「相対取引」です。 株式市場のような『取引所取引』では、証券取引所で取引された価格が『唯一の価格』となりますが、『相対取引』では、取引する当事者間の契約がすべてとなる。 理由として、外国為替市場においては、その時々の『中心的なレート』は存在するものの、実際の売買において「いくらで約定するか?」については常に当事者間の同意によるものだからです。 |
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■マージンコールとは 投資ポジションに対する危険信号がマージンコールです。 取引中、純資産額(=有効証拠金)が必要証拠金における一定水準を下回った場合には、マージンコールが発生します。 その際には追加資金を差し入れるか、ポジションの一部、または全部を決済することが必要となる。 マージンコールの水準は取引業者によってことなりますが、必要証拠金の50%〜75%が一般的です。 |
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■ロスカットとは FXでは、『ロスカット』という仕組みにより、「預け入れた証拠金」以上の損失が発生しない仕組みを採っている。 FXでは取引会社によって、それぞれの『ロスカットレベル』が存在し、「顧客の証拠金が0円になる手前でポジションを自動的に決済する」という仕組みが整備されています。 |
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(『ロスカットレベル』の詳細な設定については、各取引会社によって異なります。) | ||
ロスカットという仕組みの存在によりFXにおける損失は限定され、一定以上の評価損が発生したら『自動決済』して損失を確定するルール を採用している。 |
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外貨証拠金取引は、どちらの通貨が値上がりするかに賭ける「丁半」バクチのようなものです。 | ||
外貨証拠金取引は、どちらの通貨が値上がりするかに賭ける、一種のギャンブルのようなものです。 偶然に左右されるバクチとは異なり、テクニカル分析・ファンダメンタル分析等をきちんと行い、戦略を立て、かつリスク管理を怠らなければ、 利益を得られることが多くあり、株式市場のようなインサイダー取引はない市場ともいえなくはないといえます。 |