Middle Earth in New Zealand

 三日目は移動日。名残惜しいクイーンズタウンを後に、オークランドへ。田舎町からいきなり都会へ来た感じですが、オークランドはイギリスの街並みに似ていて、それでいてもっとのんびりしている感じでしょうか。多少暖かいものの、半袖で歩き回れるほど暑くはないのですわ。季節柄、街の中心には巨大なサンタクロースがビルの一角を飾っていたりとクリスマスモード。
 お店があっという間に閉まってしまいさびしい思いをしましたが、まあ今はなんでもクリック一つで世界中から品物が届く時代なのであまりがっつく必要もなく(笑)。ROTKの日めくりカレンダーはアマゾンでは品切れ商品だったので、手に入ってラッキー(輸入物なので安くなかったですが)。

 最終日はメインイベント、ホビット村のあるマタマタへ。オークランドから高速バスで片道3時間。まったくもー、どーしてこんなへんぴな所で、と思いますが、現地を見ると納得。広大な私有地の中になだらかな丘、池、巨木、周りに人工の建造物な何一つなく、居るのは羊だけ。まさに理想のロケ地ですね。
 マタマタのインフォメーションから出るHobbiton Tourは土曜日ということもあり、世界中から訪れたたくさんの指輪ファンでにぎわっていました。(ここもアレクサンダーさんの私有地なので、専属ツアーでないと中には入れません。)
 バスで10分くらい走り(われらのバスはガンダルフ号であった(笑))、農場内から徒歩で見て回ります。"Hobbiton"と書かれた緑の看板の向こうはホビット庄。ホビット穴はむき出しの白い木の壁とドアがない穴が残っているだけですが、Bag End(ビルボの家)の階段を登ると、思わずデジャヴーというか、ガンダルフになった気分で木の杖で扉を叩きたくなりました。家の中はもちろんスタジオで撮影しているのですが、中も1メートルくらいの奥行きがあって骨組みをたてているので中に入ることはできます。パーティーツリーは本当に大きな樹で樹齢約100年以上らしい。ガイドさんが樹の前の空き地で「ここはビルボのパーティが行われた場所だから、みんなダンスして!」と(笑)。
 撮影中は強風に悩まされた、と言っていましたが、確かに風が強い場所で、時折雨もぱらついたりしていたので、天候待ちもよくあったのでは。
 というわけで駆け足、ピンポイント旅行が終了。ラム肉もシーフードもおいしかった〜。でも、何よりロケ地の風景は極上美味。普通に観ても美しい風景だと思うのですが、自分的には予想よりはるかに気持ちが盛り上がりました。中つ国はニュージーランドに有り、というのは宣伝文句ではなく、本当でした。こんな国に生まれたPJだから、指輪の映画化なんて考えつくんだよね、と思ったり。
 宿はもとより、現地ツアーや現地交通手段もネットで予約できるとは、いやはや便利な世の中になりました。
 次回はエドラスロケ地とウエリントンに行かねば。

p.s.
 Location Guidebookはおすすめです。ツアーの宣伝がやや鼻につくところもあるし、GPSがついているからといって自分でロケ地を探すのは大変だとは思いますが(^^;、自分たちが回った場所の確認もできるし、特に大判のExtended Editionは写真集としても楽しめます。






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