『スター・ウォーズ エピソード3』ネタばれ話:
こちらは『スター・ウォーズ エピソード3』のネタばれ話です。未見の方は、読まないことを強くお勧めします。
ネタばれ余田話です、ほんとに、いいですね?
というわけで、ヨーダの爆弾発言ですが、これがあるとのないのとでは、確実に興行の何割かが変わってくることを考えると、ある意味商売上手ですね。追憶なんてそんな生易しいところで落とさなかった制作、偉し。
映画ではあまりに唐突でしたが、小説版では、その前にヨーダが一人で部屋に居て、フォースのクワイ=ガン・ジン(ヨーダの心の中に声がきこえるという感じですね)と会話をするという場面があり、ネットで検索できるスクリプトにもほぼ同じシーンがあり、もう少し説明がされているのですが、どうやら映画では最終段階でそのシーンはカットされた模様。
物語のつながりとしては、現状ではジェダイはシスにかなわない。シスに打ち勝つための力をどうやって手に入れるか、という問題の解決法として、シスと同じように「不死への道」から学ぶ、ということになる、というわけ。フォースと一体化することで「永遠の意識」を手に入れる、というのは、それほど突飛な考え方ではないですが、やはりここまでびっくりしてしまうのは、それを極めたのがクワイ=ガン・ジンである、ということでしょう。そりゃ、ここで、名前もでてきたことがない昔の偉人ジェダイがいきなり登場しても困る、というのはよくわかるけれど、でも、それにしても、クワイ=ガン・ジンとは。。。その道を極めるというのは、現世の欲とかエゴとか執着とか捨てた上で到達する、というもののはずが、クワイ=ガンときたら、オビ=ワンに「アナキンを頼む」と言い残して、実に未練たらたら、という感じでお亡くなりになるわけですから…。まあ、ダークサイドと紙一重のところでジェダイ側に悟りをもたらす、という観点からすると、アナキンを見いだし、聞く所によるとオビ=ワンの前の弟子をシスにしてしまったという、クワイ=ガンはもしかしたら適任なのかも、とも思ったりもしますが。
確かに、これでエピソード4−6のジェダイの仙人めいたイメージとエピソード1−3の人間臭いイメージの差を埋めるものが年月だけではなかった、という説明がつくわけですね。それ以上の想像は各人でお楽しみください(笑)。それにしても、エピソード4−6をもう一度観たいわ〜。