日本聾話学校同窓会は、1934(昭和9)年、第1回中等部卒業式の後、翌年の1935(昭和10)年4月28日に設立されました。そして現在に至るまで、いろいろな社会的情勢の変化に押されながらも同窓生の求心力を維持すべく、さまざまな活動を行っています。同窓会会誌の発行、同窓生・恩師との親睦会の開催、母校の教育検証のための文集編集、名簿発行、野球部をはじめとする文化・体育活動、母校への奨学基金などの資金援助など、その活動は多岐に渡っております。
私たち同窓生は、人間形成の最も大切な乳幼児時期を、母校日本聾話学校のキリスト教精神と口話法聾教育によって育まれてきました。母校の存在や教育には卒業後も関心が深く、学校と共に歩んで来られた者も多くいます。そして母校にとっても同窓生にとっても同窓会の存在は大きな支えとなっています。しかし、インテグレーションによって一般校で学ぶために在学期間の少ない同窓生が増え、同窓生の多様化と共に母校への思いも様々になってきています。特に同窓会設立後60年になる1990年代に入ると、同窓会の初期から創立の精神とその存在に深く共感し、献身的な働きをされてこられた先輩たちの高齢化が進み、同時に多くの同窓生と親交の深かった大嶋 功、望月敏彦両先生を始め、多くの教員も亡くなられたり退職されたりして、同窓会の今後を模索する時期でした。そのような中で、年代ごとの支部を組織、規約改正等のさまざまな方法で維持を図りました。現在、年代別の交流会を中心に同窓生同士の生き方や親睦、情報交換、そして母校とのつながりを大事にして歩んでいます。