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"美しく萌える" 耽美小説

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2013年 長文の温かいご声援を読者からいただきました。
同じ思いの方もおられようかと、その一部をご紹介します。

神無月さんの作品群には、引き続き大変お世話になっております。
もう10年以上にもなるのですね。
とくにここ数年はずっと「乱倫夫婦」を読んでいました。
純也が香織を丹念に落としていく過程、徐々に意識していく香織の心理描写。
気づかれているかと思い悩む香織の苦悩。
妻と婿の情事を目撃してしまった秀吾の苦悩と欲情、そして目撃してしまう娘。
後半、静かに近づいていき心も身体も深く繋がり合う、父と娘。
ようやく二人きりになれてケダモノのごとく貪り合う妻と婿。
すべてが崩壊したかに見えた後、静かに再生される物語。
官能小説のすべてがここにある。
そう言っても、決して言い過ぎではないです。

そのあと「教え子」を読んで、もう竜一は留学から帰ってきて千鶴と再会して成長した姿を実感してもらったかなとか考えると楽しいですね。

それで「満たされて」「当惑の果て」の玲子二部作を久しぶりに通読して、改めて、僕は榊原玲子さんが一番好きだなと実感します。
そして思うんです。
「当惑の果て」ではニアミスに終わった晃一と玲子。
晃一が不憫です! あれほど慕う玲子とはなかなか再戦が叶わず、あろうことか自分の父親が玲子としてるのを間近で見てしまって鬱。
玲子も自分のときより喜びまくりでさらに鬱。
怒りと悔しさで洋子に感情をぶつけるも、その洋子も父に取られてしまって鬱。
最後の大乱交でも、父は玲子に口でしてもらってるのに自分は手だけで鬱。
さらに俊と玲子の関係を想像してしまって激烈に鬱。
晃一には玲子に対する想いをぶつけて欲しい。
あのときよりも何倍も成長した晃一。
今度は思う存分、憧れの玲子と身体を繋げ合って欲しい。そういう思いが募ります。

それにしても「乱倫夫婦」や「おしおき」などは、何度読み返してもこれで完結しているなと感じて、続編を求める気持ちにならないのに対し、「教え子」はラストもう1戦が読みたいと感じ、玲子さんは彼女の人生すべてを見届けたいなと思ってしまう。不思議な感じです。