(本文抜粋)

 右隣の男の肉棒を握らされた。庄司のはまだ小さいままだったが、右手のものはすぐにでも弾けそうだった。
 ブラウスの前が開け放たれた。ブラジャーのカップから乳房が二つとも強引に掴み出された。
 パンティーを脇にずらしている男が、懐中電灯に照らされた肉襞を割り広げた。
 右の乳房が後ろからひねられた。左脚が高く抱え上げられた。左の乳首を咥えられた。ガーターが外され、ストッキングが下ろされていく。肉襞が左右に裂かれる。だれかが密壺に指を入れている。耳をしゃぶっている男がいる。右の乳房にいくつもの手が重なり、それぞれ勝手にその大きさと弾力を確かめている。ハイヒールを脱がされ、爪先を口に入れられた。鬱蒼とした草叢から柔毛を抜いた男がいる。
 美香の精神はパニック状態だった。なにをどうされているのか分からない。無数の得体の知れない爬虫類が、体中を這い回っている。ぼーっと霞に包まれていくように思えた。ただ愛液がとろとろと湧き出て、密壺を満たしていく自覚だけはあった。
「はっ、ひ、いっ…」
「あっ、あーん、あっ…」
 スクリーンの女の声と美香のうめきが重なる。
 半開きの口の中に指を入れられ、おののき震える舌が虐められる。パンティーが破かれた。
 美香の右手に握らされていたものが弾けた。するとすぐに別の肉棒が取って代わった。ペン型の懐中電灯を突き込まれる。
「どや、いいか、もっと声を上げろ!」
 美香には周りの男が言っているのか、映画の男が言っているのか分からない。
 壊されるかと思うほど何人かの指で蜜壺を掻き回された。

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