「満たされて」同様情景描写や心理描写ともにいいですね。ただ少し気になったのが登場人物が多いような気がします。
私としては、玲子中心のストーリーにしていったほうが気持ち?が分散しなくてよかったかなと感じました。


官能小説は直接的な描写よりも、そこに至る過程を丁寧に書き込む方が興奮度がたかいと思います。とくにそれが近親相姦など、背徳的であればあるほど内面的な葛藤を、どのように乗り越え、それに至るかがポイントといえます。その点、続編はやや不利かもしれませんが、筆つかいの巧みさであっという間に読ませるのはさすがです。


「当惑の果て」ありがとうございます。すっごく読み応えがありました。感謝、感謝!
プリントアウトしたらすごいページになりました、私は本来は近親相姦はにがてですがこの小説にはどろどろした感じはなく興奮しました。
前作でも玲子がマッサージ師の見ている所での良介との交わり、画家の家での青年とのセックスのシーンでなんどもお世話になりました、この度は百合子と雄二のシーンに興奮を覚えました。
フランス書院の牧村僚先生の作品はエログロが無く熟女と少年を描き、好きでしたが、神無月先生のお書きになるもののほうが情景がより鮮明に伝わり興奮度も高まります。


「満たされて」を読んで以来、自分の中で玲子のイメージがかなり強く固まっており玲子のすっとして、ボリュームのある容姿、立ち居振る舞いを思い描きながらまた、スキー旅行の温泉での背徳、倫理観を突き破ってしまった母子のその後の愛の交換を期待しながら読んでしまいました。


温泉シーンはいいですね。旅先での開放感、適度なアルコール、そして浴衣。
そう、浴衣って脇の下から手が簡単に入るんですよね。
そんなわけで、まるで身近に起こり得そうなシーンに思わず、熱くなってしまいました。いやっ、温泉はほんとに良いですよね。

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