途中までは官能小説だ、とその気で読ませて頂いておりましたが、こうして余話まで読み終えた今、「神無月小説」はフランス書院やグリーンドアなど市販の官能小説作家と一味、二味違いますね。
安直なストーリーが多い中、「神無月小説」はいつもながら情景を大切にしながらあっさりとした味、そして十分な官能を見せてくれます。


余話はいいですね、この終わり方は今までで最高です、
余話にかかった時間はどのくらいだったのでしょうか?気になりました。


女の私としては、「満たされて」に並ぶ傑作だと思います。(私の中では一番かも・・・)
ただ、余話はもう少しひねりがあっても良かったのでは?
私の頭の中では空港でしちゃうと勝手に思っていたので…生意気言ってすません(^^ゞ


もし、「おしおき」みたいに最後に濡れ場があるとすれば、空港のトイレでやりあうのかなと想像していました。というより、確実にそうなるという根拠なき確信があったので、今回の余話には肩すかしというか、直球を待っていたところに変化球がきたって感じでした。
ただ、痴漢される場面以降の心理描写で、変化球は絶妙なところに決まったなと感じました。ちょっと勝手な感想を書きますと、玲子ならラストでやってたんでしょうね。

戻る