読者 | 神無月 |
読んでいて感じたのが、ネチっこい描写が多いな、と言う点です。 「夏の暑いさなか、狭い室内」で、「(暑っ苦しい)肉体派の中年男」の眼が、ネチっこく女の身体を這い回る・・・と言う展開は、和姦やレイプとはまた違った、獣的に淫靡な空間を想像させます。「二人の」グッと押し殺した欲望が、よく表現されていると思います。まるでその場の空気の粘り気や熱い息遣いまで聞こえてきそうでした。 お気に入りのシーンは、キッチンで前屈みになった恵子を抱きとめた瞬間。時間の流れが遅くなる、のるかそるかのこの瞬間が好みです。 >パンティの中の一番柔らかな肉に、固いズボンの中央が擦り付けられると、恵子もそれに順応して尻を振り始めた。 > なかなか素直でいい。その気十分のくせに、もったいぶって暴れる女ほどかわいげのないものはない。 ・・・うむ、まったくだ(爆)。 それにしてもキャリア15年のクセに鍵を締め忘れるとは・・・(^^; まぁ明らかに和姦だからクビにはならんでしょうが(>▽<)。 |
やっとというか、ついにというか、この作品の本格的な感想が寄せられました。もちろん会員の方です。 冒頭で「ネチっこい描写が多い」って指摘され、「あ、外したかな?」って心配しましたが、情景の暑苦しい欲望(?)が表現できているということのようだったので、ほっとしました。夏のシーズンにクーラーのない部屋で書いた甲斐があったようです。 書き始めのときの実際の気候を、シーンに取り込む傾向にあります。一度だけ、まだ暑い日に真冬のシーンを書いた記憶がありますが。(風邪薬の誘惑) 文の中で説明はされていませんが、部屋の鍵はし忘れたのではなく、主人公の引っ越し屋のおっちゃんの計算から、というつもりで書いておりました。 クビになるかどうかはワカンない。 さぶっ |
2000/1/19