ママ先生とぼくとのこと

  おもしろかったです。デリケートな時期の男の子の気持ちになったみたいな気がして・・・
  最近思うのですが、男の人のほうがデリケートですよね。男の人は女の人の気持ちは書けるけど女の人が、男の人の気持ちってなかなか書けないんじゃないかなーって思います。
  女の人ってけっこう開き直れるところがあるからかな?
  男と女ではデリケートの質が違うのではないでしょうか。男ってどうして鈍いんだろう、って思うこともあるし。
  女でも男の身になって書ける人はいますよ。って私が反論するのもおかしいですが。(^^ゞ
  そこはかとない(?)エロスがなんともいえず、いい雰囲気を出していたように思われます。特に「ママ先生」のチラリズムがなんとも。(^^;)
  なお、私の田舎の歯医者に、夏服の白衣がめっぽう薄く、看護婦さんの下着が向きによってはほぼ丸見えと言うところがありました。(今はもうありませんが。)
  ・・・もちろん、「ぼく」のような経験はありませんでしたが。(--;)
  薄い生地の白衣ってありますね。白衣に限らず、白の夏服って、着ている本人の想像以上に「中身」が見えてしまうもの。重ね着すれば心配ないんですけど。水着も白は要注意。
  さっそく、印刷して読んでいます。 
  うーん、なんていうか神無月さんの小説はどれをとっても読後(読んでいる最中も!)「こういう風な人生を歩んでいたら……」って気持ちにさせますね。あっ、もちろん母親との急な別離を望んでいるわけではありません。(*^_^*)
   しかし、なくなられたお母さんもきっとママ先生のようなやさしくて賢くてきりっとしてて……なんでしょうね。
   憎たらしいくらい、巧妙ですね!いきなり母親との近親相姦に持ち込まないでバックにはその影を漂わす……。うーん。やっぱりね!やめられまへんなー。です。
  がんばってください。プロになられても応援します。
  ところで、神無月さんは関西人ですか?ハハハ。
  この感想はネタバレも含んでいるので、読後に再度お読みになられるといいかな。

  プロになっても応援していただけるっていうことは・・・むふふ

  この小説の中で大阪弁が挿入されていますが、私は関西人ではありません。念のため。
  ”ママ先生とぼくとのこと”読まさせていただきました。うらやましぃですねぇ〜、自分も歯医者に行ったとき看護婦さんが体を寄せてくると…おおっ!!なんて喜んでしまいます。親子になった僕とママ…この後はどうなるんでしょうか?ぜひ読ませてほしいです。
  神無月氏の小説の”大人の女性”的な柔らかさが自分は気に入っています。できれば姉弟ものももっと書いてほしいです。”巣立ち”のその後も気になります。
  これからも体に気をつけてがんばってください。応援してます。
  歯科医院も競争が激しいらしいですね。
  こうしたきれいな女医さんや看護婦さんを揃えないと、生き残れないのではないでしょうか。(笑)
  「それから」どうなったかが気になっている方もおられるようなので、数年後の「ぼく」を取材したいと思っています。
  「巣立ち」の続編では、嫁と舅、姉と弟、そのどっちを主題にするか、迷うところです。
  綺麗で聡明なそして自分のあこがれの女性に手ほどきしてもらえるなんて、何と幸運な少年なんでしょう!モデルが実在するのですか?(これは秘密ですよね)
  この少年はおそらく同年輩の少女には恋いこがれることは出来ないのでは。でも、後年、年下の少女を夢中にさせてしまいそうな感じ。その後は芸能界へ進んだのかな。
  いつもながら文章が素晴らしいので自然な感じで素晴らしい作品だと思います。
  モデルはいません。私のすべての小説がそうなんですが。
  文豪の名作では、私小説あるいはそれに準じたものが多いのですが、それはずるいと思っているのです。自叙伝ならいざ知らず、創作ならば、空想・架空・虚構から作り上がるべきではないかと。

  芸能界は小説以上にすごい状態らしいので、敬遠します。(笑)
  幼い少年期の大人の女性への思慕、あこがれ、性的な興味、期待 それらが細かく、リアルに描かれていて、思わずのめりこんでしまいました。
  いつのまにか、自分がケンになりきってしまい、小学校時代に逆行してしまったかのような錯覚を覚え、未知なる性への期待感に胸膨らませたころを思い出してしまいました。そんな訳で、いつのまにか一気に読んでしまい、また、読もうかと思っているしだいです。
  胸元を覗いたときの感激、遠足でのスカートの中をみてしまった興奮小学生の頃って、今思えば他愛もないシーンに感激してしまったような気がします。そんな少年時代を思い出させてくれた作品に感謝感謝!

  ここまで作品に集中できたのは 思えば、ママ先生に玲子像を重ねていたせいなのでは、と感じています。
  ところで、ケンちゃんは2度めの催促はできたのでしょうか?
  落ち着いて考えれば、大したことがないんですよね。襟元からブラジャーの端が覗いていたり、しゃがんだスカートからパンツが見えてしまったとしても。だからそれがどうしたって。
  そのどうってこともない情景でも、描きようで、いい歳をした大人も心ときめくのではないか。と、そんな挑戦的な試みでもありました。
  登場人物への感情移入ですが、書いている当人は当然ながら「なりきって」います。それも男性と女性の両方同時に。だから読者より作者の方が疲れます。^^;

  ケンちゃんのその後は、平穏ではないにしても幸せであることは確かなのですが、気になる方が意外と多いこともあり、いつか書いてみたいと思っています。

07/25/2002

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