岡山低山十五連発−2

鍋を伏せたような宮山


(その1)緑山=作山=角力取山=久津山=上ノ山=千種山

(その2)
天神山=片山=弁天山=丸山=宮山=茶臼山=三笠山=堂山=頭高山


【行程】 10/28(日)小雨[千種山から=>万富11:37=(JR)=瀬戸11:41/11:45=(宇野バス)=下市11:55==W(注)12:10−天神山12:14−W12:19==W12:30−片山12:39−W12:43==S13:39−弁天山13:43/13:52−S13:55==E14:07−丸山14:12−E14:15==W14:35−宮山14:40−W14:44==E15:00−茶臼山15:04−E15:07==S15:10−三笠山15:14−S15:16==E16:07−堂山16:15−E16:20==邑久16:33/17:07=(JR)=東岡山17:25==NE17:39−頭高山17:44−NE17:48==SW17:49−東峰17:53−SW17:56==東岡山18:02/18:12=(JR)=岡山18:20](注)登山口の方位
【メンバー】 隊長(単独)

【天神山】てんじんやま(38.0M) 岡山県第八位  2万5千分1地形図(万富)

川沿いの天神山国土地理院発行の2万5千分1地形図(万富)○万富から瀬戸へJRで一駅戻ります、駅前にバスが停車中です、もしや同じ方向に行くのではと期待に胸を膨らませて聞きますと、なんと行程の半分ほどまで行くそうです。感激の隊長は「途中までですが乗ってもいいですか?」とお馬鹿な質問です「勿論、いいとも!」乗りの良い運転手でした。

○バスから降りるとひたすら北上します。川沿いに進むと前方に東側が刃先のように切り立った小山が見えてきます。西側から参道の緩い石段を登ります、うっそうとした林に包まれた石畳は頂上の神社まで続きます。


【片山】かたやま(58.9M)
 2万5千分1地形図(万富)

厳しい薮漕ぎでした○西に片山があるので寄って行きます、西側のブドウ畑から登り始めます。その上は大薮漕ぎとなりかなり梃子摺りますが強引に突破です。丸々太った女郎蜘蛛に怯えながら『こんな所で何を苦労してるんだ?』数々の疑問が頭を過ります。林の中には三角点を認められず失意のうちに山をあとにいたします。







【弁天山】べんてんやま(28.6M) 岡山県第三位
 2万5千分1地形図(備前瀬戸)

南から見ると亀のよう国土地理院発行の2万5千分1地形図(備前瀬戸)○スピードの出ない不安定な16インチ自転車で1時間近くも南下します、尻はとっくに感覚が麻痺し脹脛はパンパンに張ってきます。そろそろ休憩したいのですがコンビニの影も形も見当たりません、フラフラと惰性で進みますとようやく新幹線の高架に出ました。在来線とのクロス地点の東に弁天山が認められます。

○南側に鳥居があり急な石段が山頂まで続いています、頂上は広場になっていて神社と東屋がありました。この山は戦国時代に宇喜多秀家の居城である亀山城があったところです、本能寺の変で毛利攻略中の秀吉が急いで姫路まで戻った時の舞台です。なるほど南の方から眺めると亀に見えなくもありません。



【丸山】まるやま(36.0M) 岡山県第七位
 2万5千分1地形図(備前瀬戸)

堤防から丸山国土地理院発行の2万5千分1地形図(備前瀬戸)○砂川沿いに南下すると堤防の右手に小高い丘が現れます、丸山公園の道標に従い右折し山腹の公民館のような建物のところまで舗装された道を登ります。そこから滑り易い土の山道となりますが、所々にベンチが置かれ散歩道といった佇まいです。山頂はかなり広い広場ですが期待していた川筋の展望はありませんでした。






【宮山】みややま(35.1M) 岡山県第五位
 2万5千分1地形図(備前瀬戸)

三角点を発見!国土地理院発行の2万5千分1地形図(備前瀬戸)○田んぼの中に鍋を伏せたような綺麗な丘が望まれます、登り口を求めて周囲を回りますが見当たりません。やむなく三角点に近い西側の斜面に取り付きます、岩まじりの急斜面ですので両手を使いながら這い登ります。最後の方はキツイ薮漕ぎでしたが念願の三角点を発見できて感激の隊長でした。





【茶臼山】ちゃうすやま(24.3M) 岡山県第ニ位
 2万5千分1地形図(備前瀬戸)

茶臼山古墳○住宅街のなかを茶臼山古墳の案内板に従いますが、あと200Mの先が不明です。通り掛かりのオジサンに尋ねると「こっち、こっち」と路地を入って行きます、慌てて後を追う隊長、古墳の山頂まで連れて行ってもらいました。大阪からわざわざマイナーな古墳を見に来た物好きと思われたようです(低山徘徊なんてとても口に出せません)お礼を述べながらお別れいたします。





【三笠山】みかさやま(36.0M) 岡山県第六位
 2万5千分1地形図(備前瀬戸)

山頂に立派な社殿を持つ三笠山○東進すると三笠山が眼前に現れます、坂道を下り南の参道に向かいます。いきなり急な階段で、そろそろ疲れが出始めた脚にはキツイ登りでした。山頂には立派な社殿の福岡神社があり西方からも道が登ってきていました。






【堂山】どうやま(49.2M) 岡山県第十二位
 2万5千分1地形図(備前瀬戸)

吉井川に沿う堂山国土地理院発行の2万5千分1地形図(備前瀬戸)○2号線を東に向かうと吉井川のとうとうたる流れにぶつかります。長い立派な橋を渡り堤防上の道を南下、水門が見えるとその左手に緑の堂山が眺められます。南側のゴルフ練習場脇の道を登る墓苑に出ます、山頂近くまで墓が並び横ではお墓の分譲中です。山頂へは尾根沿いに30Mほど薮を分けます、紅葉の始まった草木の中に四等三角点はありました。




【頭高山】ずたかやま(44.7M) 岡山県第十位
 2万5千分1地形図(岡山北部)

暗闇に雷鳴が!国土地理院発行の2万5千分1地形図(岡山北部)○邑久からJRで東岡山に向かいます、列車が少ないので半時間のロスです、秋の陽はすでに落ち暮れかかります。この山は頭の高い隊長にぴったり山名ですから是非とも登りたいと思っていました、これにて岡山県を完全制覇となります。真っ暗ななか懐中電灯を頼りに双耳峰の西峰に挑みますが、造成中の墓苑の道は雨に濡れて滑り易く気が抜けません。山頂近くで道は終わり背丈ほどの草を掻き分けての薮漕ぎになってしまいました「三角点やーい」そのとき雷鳴一発!大粒の雨が降り出しました。



東岡山から頭高山 2001.9.29 ○東峰は鳥居から石段が暗いなか続いています、急な参道を雨に打たれながらハァハァ登ります。山頂はかなりの広場で北の端に小さな社が寂しそうに佇んでいました、本日の登山の無事を御礼し山を下ります。土砂降りのなかようやく駅に着き長かった一日を終了したのでした。「隊長号も良くぞ頑張った、これからもコンビが組めそうだ」(ただし近場に限るって)