岩堂山
いわどうやま
キャベツ畑の上にある山頂
【行程】 3/31(火)晴れ[たまプラーザ9:18=(車)=N(*)10:58−岩堂山11:03/11:13−N11:16==たまプラーザ14:30] *山頂からの方位 【メンバー】 隊長
【岩堂山】いわどうやま(82.2M)神奈川県最低峰 2万5千分1地形図(三浦三崎)
○未明までの嵐が嘘のような青空に誘われて久し振りの低山徘徊です、地元でありながら未踏だった神奈川県の最低峰「岩堂山」に向かいます。三浦半島の先端まで約70Kmですがカーナビに導かれて有料道路を飛ばして参りましょう。
○三崎の手前で地道に出ると細い曲がりくねった道をバスが通り神経を使います、路地に入ると畑の中にこんもりとした森が見えてきました。山頂に向かって林道が一直線ですが普通車では少々しんどいかもしれません、北側の麓に駐車してアッタクを開始します。
○車から降りた途端にむせ返る隊長、懐かしい田舎の香水が辺り一面に漂っているじゃありませんか。気を取り直して林道を登り始めます、烏の群が騒ぐ瘤を左手に見ながら直進すると前方にコンクリートの要壁がありました、どうやら戦時中の物のようです。ここで展望が一気に開けます、緩やかな南面はキャベツ畑が見渡す限り広がり、その向こうには太平洋の波しぶきが望まれます。
○ここからピークに向かい薮を切り開いた跡があり、ピンクテープまでありますから辿ってみましょう。10mも登ると三角点がありました、ところが良く見ると「東大震研 基準点」ですって『何だこりゃ、騙されたー』山頂からは薮で展望がありませんから先ほどの肩まで戻ります。
○山頂の写真を撮るため畑に入るとキャベツの真中に三角点が鎮座していました『何と言うことでしょう』ようやく目的の物にも会えほっと一息入れます。太平洋を望みながら深呼吸すれば肺の奥まで田舎の臭いに満たされ、折から鳴きだした鴬の声に暫し酔いしれます、長閑な三浦半島の春は時が止まったようでした。