Middle Earth in New Zealand
おばかさん高じて南半球まで行ってきました。日程が実質中4日間の旅(2004.12.14-19)だったので、今回の「ロード・オブ・ザ・リング、ロケ地めぐりの旅」はピンポイントでクイーンズタウンとオークランド(からマタマタ)を回ることに。
成田から11時間でクライスチャーチ入り。そこから乗り換えたプロペラ機(!)は飛行高度が低くて、「おお、ペレンノール野!」と盛り上がることしきり。あっという間に着いたクイーンズタウンの飛行場はなんとも小じんまりとしていて、おまけに小雨まで振り出しやや寂しげな感じ。
シャトルバル(乗合タクシー)でB&Bに寄ってチェックインしてからいざ出陣、『二つの塔』の撮影が行われたDeer Park Heightsへ。Deer Park Heightsはワカティプ湖に面した小高い丘で、町の中心からワカティプ湖沿岸をぐるっと回る感じで、車で15分ほどで着きます。事前に申し込んでおいたツアーは町の中心のインフォメーションから出発。
園内はサファリパークというか、名前の通り鹿はじめヤギ、ロバ、羊、バッファーローまで色々な動物が放し飼いにされています。ツアーガイドのおじさんが餌の缶を振ると、動物たちが音で寄ってきて、手から餌やりができます。
が、そんなことは二の次三の次。丘を登っていくと「わーい、ローハンだー!」。エドラスからヘルム峡谷へ避難するローハンの民のシーンが撮影された場所は、背景の山までそのまま。視界の開けた丘の斜面の向こう側からは、今にもワーグが乗り越えて襲ってきそう。騎馬隊が駆け上った斜面や、ワーグたちとの戦闘に使われた場所は、思ったより狭くて、確かにここで馬走らせて戦うシーンを演じるのは大変だったんだろうなあと。
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NZでは12月11日発売のSEEを、さすがにガイドのおじさんはもう観たとのこと。「ここの新しいシーンが追加されているんだ」と、指さされた方向を丘の上から見下ろすと、確かにそこは死者の道を抜けた後、ペラルギアの港に海賊船が浮かぶショット!
きゃーきゃーはしゃぎながら待ちきれないわたしたち、ガイドのおじさんに「アラゴルンの落ちた場所は?」ときくと、「これから連れてってやる」と。
他の撮影場所には番号のついた小さい看板が立っているのですが、ここだけは「 ARAGORNS CLIFF」と名前がついてました。もちろんちょっとした段差があるだけの場所で、下は川ではありません(笑)。アラゴルンがここから、と思うと単なる岩なんですが、ちょっとなでてみたりしてして。アラゴルンがエオウィンシチューを食べた所、という岩にももちろん座ってみましたし。
時々小雨が落ちてきて、肌寒い午後でしたが、何のその。気分はどっぷり中つ国。
往復入れて約2時間のツアーでしたが堪能致しました。ちなみに、後できいた話によると、ここにツアーで入れるのは、わたしたちが申し込んだDeer Park Heightsのお抱えツアーのみで、他の指輪関連ツアーでは中には入れないそうです。(私有地だからその辺きびしいらしい。)個人で車で行く場合は、入場料を払えば入れます。
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