Middle Earth in New Zealand
二日目は泊まったRox B&B主催のロケ地ツアーに参加。現地の指輪ツアーはたくさんあるのですが、こちらは日本語で案内してくれるのがありがたい。
午前中はクイーンズタウンの町からワカティプ湖に沿ってグレノーキー方向に回ります。まず案内してくれたのはTwelve Mile Delta。車から降りてちょっと歩くと、解説は必要ないという位、風景がそのままイシリアン。いかにも灌木の影にイシリアンレンジャーが隠れていそう。ファラミアさま〜!サムとフロドがじゅうをみた場所、うさぎシチューの場所、と、もう楽しすぎ〜。
ドライブが続きます。左手に湖、右手に山並み、車のCMによく使われるというのが納得の見事な景観の中をまっすぐに道路がのびています。こちらの道路は町中以外は100km出して走れるので、他の車をほとんど見かけない道をドライブしていて気持ちよい事この上なし。おまけに今日は晴天。
グレノーキーからThe Routeburn Track Roadを北に向かいます、Dart Riverを渡ると、アイゼンガルドの円形の周りの山並みが見れます。確かに、この真ん中にオルサンクをすっぽり入れるとあの風景に。
さらに人気のない道をすすめると、ブナの原生林に到着。ハルディアが旅の仲間を案内するロスロリアンの森と、ボロミアが死ぬアモン・ヘンの丘の斜面のシーンがこの原生林のどこかで撮影されています。入り口からちょっとの所しか行けませんでしたが、中は本当に美しくて、ブナの葉っぱが光を反射しながら散っていてまさに神秘の森にふさわしい場所です。地面は腐葉土でふかふかしていて、苔も青々としています。ちょっとエルフな気分になってふらふらさまよいたくなるような。映像はエフェクトをかけているのかと思っていたけれど、いやいやそのままであの美しさが撮れますね。(わたしの写真ではあの美しさが伝わらないかもしれませんが(^^;)
さらに奥地へ道なき道を進んで行くと、崖から落ちたアラゴルンがたどり着いた浅瀬があるんだそうですが、残念ながらわれらの車はUターン。
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行きは山に雲がかかっていたので、後回しにしたCloseburnへ立ち寄り。アモンヘンのアラゴルンが大量のオーク軍と単独で向き合うシーンが撮影された場所があるのですが、残念ながらそこは私有地につき、遠くから眺めるだけ。でも、確かに、あのアモンヘンの階段のある建物の背景にうつっているのはここから見える風景。いいもん、ここもイシリアンの一部として撮影された場所だから、ファラミアが立った場所だし。
今度はクイーンズタウンからアローンタウン方向へ。ブルィネンの浅瀬のナズグルたちの馬が林から出てくるところ(ただしアルウェンが立っていた反対岸は別の場所での撮影)やイシルドアが馬に乗っているところをオークに襲われる小道と横を流れるイシルドアの死体が浮かんだ川を眺めた後、アルゴナスの像のアンドゥイン河が撮影されたThe Shotover Riverへ。バンジージャンプを初めて商業化したので有名なスポットなんだそうですが、今はここの43メートルのバンジージャンプより、この山の裏側の102メートルのバンジージャンプの方が有名みたいです。(オーランドも102メートルの方を跳んだそうです。)
下から見上げるともっと感慨深いかもと思いつつ、ごつごつ切り立った岩肌に接して立っているアルゴナスの像に向かって手を合わせて祈りました(嘘)。
アローンタウンの町でピクニックランチの後、クイーンズタウンに帰ってツアーは解散。
うちらはクイーンズタウンの指輪グッズショップをふらふら。ナルシルの剣を別送すると日本で受け取るのに1ヶ月位かかるそうな。いえ、買ってませんよ、もちろん(^^;。連れはレゴラスの短刀をほしがってましたが。
日の長いNZの夏(だけどなぜか寒い)を利用して、夕方は乗馬へ。初心者OKのコースに申し込んだのですが、車で20分位の農場に着くと、もう周りは360度豪快なパノラマ景色。最初に簡単に説明を受けた後は、だまっていれば前の馬についていってくれるお利口なお馬さんに乗って、のんびりホーストレッキング。羊や鹿のすぐ側を通ったり、兎が横を駆け抜けていったり、と、夢みたいな風景でした。送迎付き75ドルでこんなに贅沢な体験ができるなんて素晴らしい!
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