八ヶ岳のふもと
ここは、八ヶ岳(権現岳)から南へ20kmほど下った、山すその末端。
帯状に伸びる台地の上を中央線が通り、画像の下端に穴山駅。
そして台地の上では、丸くて小振りな山があれこれと並んだ地形が独特です。
これは何なのでしょう。
かつて権現岳のところには、今よりずっと高い火山がそびえていました。
それがあるとき、何かの原因で‥噴火とか地震で‥がさっと崩れます。
山の高い所が崩れて、岩くずのなだれになって、ふもとへ流れ下る。
岩くずのなかには、大きい塊や、うんと大きい塊も混ざっていて、そんな塊が流れ着けば、小振りながらも山になる。
独特な地形はそうしてできました。
帯状の台地だけがそういう地形を見せていますが、その訳は、台地の東側でも西側でも川の流れが侵食して独特な地形を削りとってしまったからです。
画像は上下 4.4 km。
写真番号:KT993Y-C5-9/KT993Y-C5-8