函館をあとにして道央方面へ向かう鉄道は、まもなく駒ヶ岳のふもとを通ります。 そのルートは、画像の下Aから上Bに見るとおり、ぐにゃぐにゃと曲がります(画像は上下5km。) 地形はなだらかで畑地がひろがり、大きい凹凸はないのに、なぜ曲がるのでしょう。
駒ヶ岳(1131m)は、画像から右手へ5kmほどにあって、裾野がここへ及んでいます。 そのせいで、画像の右下から左上にむけて標高がどんどん下がります。 もしAからBまで直線ルートを通すと、勾配がきついので鉄道は難儀する。 勾配を緩くするには、ルートをくねらせて長くしたいけれど、鉄道線路のカーブ半径は一定限度よりも小さくできない。 結果、こういう曲がり方のルートになりました。
写真番号:CHO992X-C2-4/CHO992X-C2-3
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