大井川に沿って走る鉄道が、長島ダムに着く手前のところ。 ここは勾配がとても急です。 画像の下のほうの駅(赤い屋根)から、上のほうのダム横の駅まで、約1.5kmを進むあいだの高度差は90m。 そんな勾配では、普通の鉄道だと動力車輪がレール上で空転して、坂を上ることができません。 坂を下ろうとすればブレーキが効かなくなるおそれがあります。 なので対策として、線路には歯列を刻んだレール(ラックレール)を設けました。 機関車は、動力で回る歯車を備えていて、歯と歯をかみ合わせながら安全確実に坂を上り下りします。 そういう特殊な鉄道が走るのは、国内でここが唯一です。 画像は上下 1.5 km、上が東。
写真番号:CCB20121X-C14-30/CCB20121X-C14-28
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