そのむかし、京の都をたって越前や加賀のほうへ行く北陸道に、難所とされる峠がありました。
琵琶湖の北端を経て、まず向かうのは敦賀‥その北東部が画像の下端 A。
そして上端の B からは、谷をたどって、次の宿場になる今庄を目ざします。
さて左上に見えるのは鉢伏山762m、そこから右下までずっと尾根が続いて、まるで障壁のようです。
これを、どこかで越えなければなりません。
越すのは、画像中央すこし右寄りにある、木ノ芽峠
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→峠を拡大する。]
ふもとの A から峠まで、水平行路1.5キロに対して標高差が320mの、きついルートです。
尾根を越したら気候や文化が変わる、という話を聞けば、なるほどとうなづかれましょう。
画像は左右2km。