三浦半島 段差の地形
神奈川県 三浦半島の南端。
平らな台地と、平らな低地が入りくんで、独特な模様をみせています。
この一帯は、もとは海底だったのが、隆起して陸になりました。
海底面には凹凸があって、隆起すると凸部が海面の上に出る。
出た部分は、海の荒波に削りとられて平らになる。
次いで生じた隆起によって、平らなところは台地になり、台地と台地のあいだは谷になりました。
その後、一時的に海面が上昇して、海水が谷の奥のほうまで入り込みます。
すると谷の水底には泥や砂が溜まるようになり、谷底はだんだん浅くなって、水面すれすれの平たい谷底になる。
上昇していた海面がこんどは下がると、谷底は干上がって平らな土地になりました。
台地と低地がつくる模様は、そんな過去のいきさつを記しています。
画像は左右 2 km、▲は目印。
写真番号:CKT972X-C18-4/CKT972X-C18-3