日本海にうかぶ隠岐諸島のなかで、ここは島前(どうぜん)の、北西の一角。 海岸線から、ほとんど垂直な崖が切り立っていて、中央に見える最高点は 257m の高さにあります(画像は上が北東。) こんな絶壁がどうしてできたのでしょう。 島前は、外輪山をもつ大きい火山の、高いところが海面上に出ている火山島です。 その外輪山の外側に、ここの場所があります(→島前の外輪山)。 なので本来、ここの地形は、ゆるめに傾斜した斜面のはずでした。 そこへ海の波が押しよせて、侵食が続き、海岸線がしだいに陸地のなかのほうへ押し入ってきます。 斜面は足元を削り取られて、傾斜がしだいに急になった結果、こんな崖になりました。 画像は上下 2 km。
写真番号:CCG771-C25-2/CCG771-C25-1
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