大杉谷をつくる宮川を、源流までさかのぼった先に、こんな場所があります。
山ふかい紀伊山地のなかに、なぜか平らなところが。
ここの山地は、とおい過去には低くなだらかな地形であったのが、隆起して高地になりました。
高くなると、川の流れに侵食されて山と谷ができますが、この場所ではまだ侵食が進みきっていません。
画像中央には急崖を落ちる滝があって、硬めの岩が侵食に抗していることを物語っています。
それでも侵食の働きは続いていくので、十分とおい未来には、ここも山と谷になっていくでしょう。
画像は左右 4.5 km。
写真番号:KK679Y-C4-23/KK679Y-C4-22