画像の右上は、琵琶湖の南岸 大津。
画像の左へ行けば、山科を経て京都。
ここは京の都への東の玄関口です。
玄関は谷間を通りぬける道で、行路2.5 km。
決して広い谷ではないし、近代に道路を整備する以前は、もっと細い峠道だったことでしょう。
古くは都の防備のため、谷間の道のどこかに関所が設けてありました。
都をあとに関を過ぎると、その先は関の東すなわち関東。
なので関東とは、ずいぶん広いエリアを指したことになります。
その後、関東が指すエリアはもっと東寄りになり、今では一都六県だけ。
日本の歴史は、関東がだんだん縮小してきた歴史といえるかもしれません。
写真番号:KK781Y-C4-14/KK781Y-C4-13