吉備高原の成羽川をさかのぼり、支流の帝釈川を上流へ向かうと、そこは帝釈峡。
この一帯には石灰岩が堆積していて、川が掘り下げた谷の中腹にそれが白く現れています。
さて画像のちょうど真ん中に、白っぽく、浅い丸皿のような小さい凹地が見えます。
これは石灰岩が雨水に溶かされることでできました。
地中に染みこんだ水に炭酸ガスがとけこむと弱酸性になり、それが少しずつ岩を溶かしたのです。
そういう凹地がほかにもいくつか見られます。
画像は左右 1km。
写真番号:CCG745-C9-54/CCG745-C9-53