阿蘇山から東南へ30kmにある高千穂峡。 ここ一帯には遠いむかし、阿蘇の噴火にともなう火砕流が押しよせてきて、冷えて固まって、おおむね平坦な地形をつくりました。 それを、五ヶ瀬川の流れが侵食して谷を掘り下げたため、深さ170mをこえる峡谷ができました。 このいきさつは層雲峡とよく似ていて、冷えて固まるときにできる柱状節理も共通しています。 ただし層雲峡とちがってここでは、まわりの平坦地がひらけて街になっています。 谷底の川面へ降りれば深山幽谷の別世界、そして平坦地へ出てきたら当たり前に普通な景色、その落差が絶妙です。 画像は左右2.8km。
写真番号:CKU200810X-C31-6/CKU200810X-C31-7
画像一覧へ戻る