そのむかし、江戸から歩いて西へむかう東海道には、峠越えの難所がいくつかありました。
ここはそのひとつ、宇津ノ谷(うつのや)峠。
静岡から安倍川をわたり、丸子宿を過ぎると、道は右上の A まで来ます。
そして左下の B へ向かうのですが、それを妨げるかのように、尾根が左右にとおっています。
尾根を越える峠は、画像中央から少し左寄りにあって、峠の標高は165m
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峠を越えると、B の先には岡部宿が待っています。
さて、画像中央から右に寄ったところにも、尾根を越える峠があります。
こちらは標高196mと高めですが、江戸時代よりも以前、東国へ向かう道はこちらを通っていました。
画像は左右2km。