今年は丁度入学式の頃、桜の見ごろを迎え、喜びの笑顔に花を添えました。
お菓子の方でも、研究科でこの時期にふさわしい抹茶と桜の花、手亡豆(白いんげんの小さい物)の甘納豆を使い、今、話題になってる米の粉(リ・ファリーヌ)を用いて和のロールを作りました。ガラスの器に盛られているのはジャスミンティのソルべです。
食器・カトラリーとテーブルライナーは春休みに行ったベトナムのホーチミン市で購入した物です。

話題はケーキから逸れますが、ベトナムから足を延ばし、カンボジアのアンコールワットにも行ってきました。
さすが世界三大遺産!すばらしかったです。
遺跡はもちろん、日の出・日の入りもお天気に恵まれ最高の場所で拝む事ができました。旅は現実逃避であり、新しい発見もあり、又、今の私たちの生活を見つめ直す良い機会でもあります。

ケーキは食事と違って、絶対必要なものではありません。
身体が健康で、心にゆとりがある時でないと「作ろう 」という気が起こらないと思います。

今回の旅を通じて、あらためて日本人に生まれ、20年以上もお菓子というものに精進出来た事に感謝しなければならないと感じました。

私のお菓子を愛して、長い間お教室に来てくださっている研究科の方々がいらっしゃるからこそ、私の創作意欲がかき立てられます。

これからも皆さんが喜んでいただけるお菓子作りをしていきたいと思っています。                           (久美子)