高塚山
たかつかやま
竹薮の高塚山
【行程】 8/7(火)快晴 [松江11:25=(JR)=荒島11:41−高塚山12:00−荒島12:21/13:04=(JR)=松江13:18] 【メンバー】 隊長(単独)
【高塚山】たかつかやま(48.7M)島根県第五位 2万5千分1地形図(揖屋)
○中海の南岸に荒島古墳群があり数個の小高い丘が目に付きます、4から7世紀にかけて造られたようです。出雲周辺は古代に栄えた土地柄ですからこういった名所には事欠きません。目指す高塚山は古墳群のひとつで荒島駅の北側にもっこりとお椀を伏せたように横たわっています。
○無人の駅にはコインロッカーすらありません、仕方が無いのでカバンを持ち、上着を羽織ったまま炎天下の道路に飛び出します。標高わずかに50M弱だからノープロブレム(どこがー)麓のお寺の境内からはどこにも山への道らしきものがありません。どこから取り付こうかと散々迷った末、お墓の奥から竹薮に突入します。
○前代未聞のスーツ姿での藪漕ぎです、柔らかい斜面はビジネスシューズではまともに歩けません、行く手を阻む藪をカバンで払いながら高い方へと向かいます。汗まみれ、泥まみれ、蜘蛛の巣まみれの悲惨な状態で辿りついた山頂には三角点が慎ましやかに鎮座していました。「ありがたや〜」発見の喜びはひとしおではありません。
○下りは登りより大変でした、ボロボロになって藪山から出てきた不審者を地元の冷たい視線が捕らえます『警察にでも連絡されたらえらいこっちゃ』冷や汗をかきながら早足で遠ざかります、ようやく駅に帰り着いた時には全身汗だらけです。選りによって本日の松江地方は日本で一番気温が高かったそうです。