円山
まるやま
北西から円山を望む
【行程】 6/16(日)曇り [円山NE4:05=(レンタカー)=S4:10−円山4:25−S4:30/4:35=サロベツ原生花園=稚内5:52=>礼文岳へ] 【メンバー】 隊長
【円山】まるやま(13.4M)北海道最低峰 2万5千分1地形図(豊徳)
○最北端の低山「円山」はサロベツ原野の東端にあり、利尻岳を下りた隊長はレンタカーで豊富に向かいます。トヨタ純正のカーナビには円山が載っているのでGOODです、真っ暗な中でも迷わずに山麓に到着しました。ところが周囲の道からヘッドライトを照らしますがそれらしい大地の突起は見当たりません。本日はここまでとし明日の登山に備えて仮眠いたします。
○日本最北の朝は早い!小鳥たちのサエズリに目を覚ますと3時半ですが周りは明るくなってきました、円山の方向に目を転じますと周囲より数m高い丘が目に止まります。さっそく南側から草原に足を踏み入れ、胸の辺りまである草を分けながら山頂を目指します。道路から約200mですが一面の草原に距離感が掴めないまま最高点と思われる地点に到達しました。ところが足で探りますが茂った草の下には三角点が見当たりません、嗚呼、なんたることでしょう。
○失意の隊長は車に戻るべく南方を振り返りますが、30m後方の草原の上に赤と白の小さな幟が出ているのが目に飛び込んできます。近づくと赤白ポールが立っています「もしや三角点さんの親戚の方じゃありませんか?」ああ嬉や、思わず駆け寄る隊長です。黄色い三角標識もあり紛れも無く三角点でした。
○しかしよく考えてみると、三角点周りの付属品は測量の後にはほったらかしで撤去しないのですね、山で良く目にする光景です。これでは国土地理院ではなくて国土塵因じゃありませんか、やはり不要になったゴミはきちんと始末してもらいたいものです(これは山の常識です)
△ところがこの測量跡は地元の業者が勝手に三角点を利用したもののようです(国土地理院さんゴメンナサイ)
○最北端の低山を制覇した隊長は意気揚揚と早朝のサロベツ原野をぶっ飛ばします、どこにも人はおらず広大な原生花園も独り占めです。オロロンラインでは最北の海に浮かぶ利尻岳は残念ながら上部が雲の中で迫力はいまひとつでした。