御供山
おそなえやま
南方から御供山を望む
【行程】 12/16(月)曇り[釧路11:30=(車)=NW(*)11:38−北峰11:40−本峰11:42−NW11:45==釧路11:50]*山頂からの方位 【メンバー】 隊長、BV
【御供山】おそなえやま(18.6M)北海道第6位 2万5千分1地形図(釧路)
○北海道の超低山は全山制覇したと思っていたら9月に2山追加認定されていました、それがなんと釧路と稚内じゃありませんか『嗚呼、前回の巾着山、円山の訪問時にわかっていれば』・・・溜息。仕方がないので雪の少ない釧路市内にある御供山に向かいます、ここはアイヌの砦(チャシ)の跡で本砦と副砦(北峰)からなり、本砦の形が鏡餅に似ているところから「御供山」と呼ばれています。
○丘珠から空路をひとっ飛び、釧路市内での仕事を手早く済ませ旧釧路川に沿って南下しますと、住宅街の真中にこんもりとしたシュールな丘が忽然と現われます。18Cに久寿里の2代目酋長トミカラアイノが白糠、厚岸などの敵から襲撃を防ぐために造った砦は、不思議な造形美をもって隊長の目の前に出現したのでした。簡単な柵で囲まれていますが柵の無い北西の角から失礼しましょう。恐れていた積雪は幸いありませんが、冬枯れの芝に被われた土饅頭は意外と急な傾斜です、足を取られないように注意して登ります。
○まず北峰に到着です、ところが眼前に現われた本峰の方が高いようですのでそちらに向かいます。こちらはより急なので滑らないように必死に登ります、なんと言ってもスーツにビジネスシューズの出で立ちでは無理は禁物、滑ったら最期泥まみれです。ようやく着いた山頂からは川を挟んで釧路市街が一望のもとです。
○彼方には薄霞む太平洋が望まれ、目を瞑れば微かな汐の香りが隊長を18Cの昔へと誘います、暫しの間佇みアイヌの戦いに想いを馳せましょう。足元に注意を払いながら砦を下ると今度は周囲を一周します、南側から本峰を眺めるとなるほど鏡餅の形をしていました(納得)このあと池田のワイン城に立寄り、地下室で熟成中の高級ワインをご馳走になり上機嫌で帰りました。