奥の細道低山徘徊−1
平塚・大塚・根塚・藤塚山・茶臼山・城崎山
田圃の中の根塚
【行程】 8/10(火)晴れのち曇り[たまプラーザ8:23=(車)=NE(*)12:43−平塚12:45−NE12:50==E12:53−大塚12:56−E13:00==E13:03−根塚13:04−E13:05==S14:24−藤塚山14:30−S14:35==NW15:03−茶臼山15:06−NW15:13==E15:32−城崎山15:40−E15:55==直江津港16:30(泊り)]*山頂からの方位 【メンバー】 隊長
【平塚】ひらつか(342m)長野県第二位 2万5千分1地形図(往郷)
○お盆休みを利用して奥の細道を逆回りで低山徘徊して参りました。まずは通り道の長野県ですが、低山は木島平に集中していますので一網打尽にしてしまいましょう。何処にでもあるような田園風景の中に緑の岡が島のように点在しています。猛暑の首都圏から来ますと流石にこの辺りは標高300mで風も爽やかになります。まず北に位置する平塚からスタートです、果樹園の看板から山頂に向かう踏跡を辿ります。夏草が生い茂る山頂には石仏が寂しそうに埋もれていました。
【大塚】おおつか(364m)長野県第三位 2万5千分1地形図(往郷)
○平塚の山麓から正面にこんもりした森が眺められます、景色としては長閑ですが登ろうとすると道が無い場合は相当の覚悟がいりそうです。道の広い東側から接近すると大塚公園の看板と遊歩道が見えましたので一安心です。こちらも展望はありませんが良く整備された好ましい山頂でした。
【根塚】ねつか(327m)長野県最低峰 2万5千分1地形図(往郷)
○地図に無い道が大塚を囲んでいるので南側を通って根塚に向かいます、舗装路から100mぐらい入ると根塚に到着です。田圃の中のちょっとした丘ですが、古墳に城跡と盛り沢山でした。雰囲気が岡山県の最低峰の角力取山と似ていますが、整備はまだまだこれからです。平塚、大塚を眺めながら長野県の低山制覇に満足を覚え早々に離脱いたします。
【藤塚山】ふじつかやま(43.9m)新潟県第六位 2万5千分1地形図(高田東部)
○思いのほか時間が早いので新潟県の低山を巡りましょう。牛舎の奥に道は続きますがここで車を捨てます、何事かと奥さんが出てきますが事情を話して駐車の承諾を得ます「ちょっと藤塚山に登ってきます・・地図も持っているし決して怪しい者ではあいませんよ」「何か学術調査ですか?」思わず赤面してしまう隊長でしたが、俯いていたので気づかれませんでした。
○林道には背丈を越える草が茂る部分もありますが、明瞭な道が山頂付近まで続きます。やがて向こう側に下り始めましたので、道を外れて藪を少々漕ぎ山頂に立ちました。暗い林に包まれた山頂は何の感動も与えてくれませんでした。
【茶臼山】ちゃうすやま(43.9m)新潟県第五位 2万5千分1地形図(原之町)
○頚城の茶臼山は道に案内標識が出ていたので簡単に登れそうです。400mほどで貯水池の堤防に突き当りここの公園に車を停めます。湖畔には水面からせり上がるように茶臼山が聳え立ち山頂には建造物が認められます。遊歩道を辿り最後の急登をこなすと山頂です、周囲の雰囲気にそぐわない異様な建造物が真ん中を占拠していました。鍵が掛かっているし地元の人は一体全体何を考えているのでしょう。
【城崎山】きざきやま(16.7m)新潟県最低峰 2万5千分1地形図(柿崎)
○新潟県の最低峰は柿崎ICの真ん中にある特異な低山です。国道8号の高速高架橋付近から登ります、踏跡はありますが草が茂っているので少々煩い道です。「柿崎城址」の看板までは簡単でしたが、その先は藪が酷くて難渋しました(半袖、七分パンツという出で立ちでは山を舐めていたのでしょう)山頂付近は広場になっていて向こう側から道が上がってきています。
○止せば良いのに反対側に下り始めます、こちらは少々の藪で高速道路の誘導路に突き当りました。まさか車道に出る訳には参りませんから柵沿いに回り込みましょう(確か地元の健脚岡本さんもこのルートでした)ところが棘のある草が行く手を阻みビリビリとズボンを引き裂きます、もちろん脛は傷だらけ、蜘蛛の巣と棘の攻撃で身も心もズタズタです。帰ってから調べたら岡本さんの記録は1月じゃありませんか!