九州低山徘徊−3

弁天山・祇園山・桜ヶ岡・大詫間(三角点)

樺島大橋から祇園山を望む


【行程】 7/19(月)快晴[長崎7:05=(車)=W(*)7:55−弁天山7:58−W8:02==NW8:12−祇園山8:21−NW8:27==E10:26−桜ヶ岡10:31−E10:36==大詫間(三角点)11:34==福岡空港13:50]*山頂からの方位
【メンバー】 隊長


【弁天山】べんてんやま(29.2m)長崎県第二位  2万5千分1地形図(野母)

港から逆光の弁天山国土地理院発行の2万5千分1地形図(野母)hspace=10 ○長崎半島の突端の野母崎にある弁天山を目指します。昨日は無理して長崎まで入ったので朝の道が空いているうちに到着です、出発直後に俄か雨が降り心配しましたが南国特有の眩いばかりの陽射となりました。脇岬港の突端に聳える緑は原生林と蔦が絡まりとても登れる感じがいたしません。

○西側にコンクリートの擁壁を認めましたので、民家の間の狭い道を進むと階段が現れました。上部は草も刈ってあり難なく山頂を極めることができましたが周囲は木々に囲まれ展望はありません、それでも長崎県の低山初見の隊長には充実したピークでありました。





祇園祭発祥の地の石碑 【祇園山】ぎおんやま(51m)長崎県第五位
 2万5千分1地形図(野母)

○弁天山の正面にピラミダルな低山が望まれます、折角だから寄ってゆきましょう。車道が中腹を掠めていますので尾根沿いに登頂の可能性を探りますが、激しく茂る雑草に登る意欲は失せました。港側から山頂直下の神社への道が見えますので裏に回ります、集落の路地の狭いこと一人が通るのが精一杯、猫の多いのも漁村らしさでしょうか。舗装された参道は手入れがされず雑草が生い茂ります、掻き分けながら社殿に着くと立派な石碑が建っていました。ぶっ飛ぶ隊長、なんと祇園祭り発祥の地ですって!裏のピークは雑草に遠慮して踵を返します。









【桜ヶ岡】さくらがおか(41m)佐賀県最低峰
 2万5千分1地形図(小城)

池の手前の駐車場から桜ヶ岡国土地理院発行の2万5千分1地形図(小城)○いよいよ低山徘徊の最終ピークに向かいます、桜ヶ岡は佐賀県の小城市にあります。ICを降りるといきなり渋滞です、高速は空いているのに地道は混んでいる、地方によくあるパターンですが今日は時間に余裕があるので問題なし。桜ヶ岡は前に小さな池を持つ綺麗な公園です、桜の木が多いので命名されたのでしょうか。

○蝉時雨のなかを静々と登りますが、遊歩道には木陰を求める散歩の人影もあり案外人気があるようです。取り敢えず最高点に到達、何かの記念碑が建っていますが、気が付けば周りは記念碑だらけの山でした。これで九州本土の低山を完登しました、低山と見れば登りたがる悲しい性(佐賀)の隊長ですが初期の目的を完遂できて満足です。





【大詫間】おおだくま(2.28m)最低一等三角点
 2万5千分1地形図(佐賀南部)

周囲の雑草を抜いた三角点国土地理院発行の2万5千分1地形図(佐賀南部)○さて時間も余ったので日本で一番低い一等三角点(東京湾平均海水面基準)を訪れてみましょう。三角点のある大野島は筑後川の河口にある砂や土砂で出来た小さな島で、日本でただひとつ二つの県にまたがっています。

○田圃の用水路脇に干拓記念碑が建っていて片隅に三角点が慎ましく鎮座しています。訪れる人も少ないのか雑草が伸び放題で柱石を覆い隠していましたので、隊長は見るに偲びず丁寧に草を抜いてから写真に収めました。これで三日間にわたる九州低山徘徊を終わります、22座+1三角点(1300Kmの旅)・・炎天下よくぞ巡ったり