北陸低山徘徊−2

大平山・鳶山・中浜山・権現森山・五軒長山・園家山

低山だが意外に緑深い園家山


【行程】 9/12(日)快晴[七尾6:50=(車)=S8:39−大平山8:45−S8:49==NW9:20−鳶山9:24−NW9:26==E9:40−中浜山9:45−E9:50==E10:00−権現森山10:02−E10:04==10:50−W10:55−五軒長山10:58−W10:59−11:05==N12:42−園家山12:46−N12:50==富山14:25]*山頂からの方位
【メンバー】 隊長


【大平山】たいへいざん(31.5m)石川県第二位  2万5千分1地形図(加賀高松)

藪山に無防備で侵入してしまいました国土地理院発行の2万5千分1地形図(加賀高松) ○本日は6山をこなして3時半には富山に帰るため早立ちします。順調に大平山の近くに来ましたが地図と道が一致しません。30分も付近をウロウロし3つほど小高い丘に登りますが、いまひとつ判然としません。散歩のオジサンを捕まえて道を聞きますが首を捻るばかりです。やがて高松ICと高松SAを取り違えていたことが判明しました(高松SAにあるのが県立看護大ICとはややこしい)

○気を取り直して再チャレンジです、今度はカーナビにも山名が認められますから安心して直行します。近づくと立派な山容の低山です、麓の農家に断って山へ踏み込みますが棘のある木が茂る藪山でした。慌てて取り付いたので藪山装備を着け忘れイタイイタイ踊りを踊る愚か者となってしまいました(情けなぁ〜)傷だらけになりながら着物がベリベリと裂ける音も気にすることなく棘を掻き分け山頂です。



【鳶山】とびやま(33.2m)石川県第三位
 2万5千分1地形図(津幡)

北側斜面は法面処理がしてあり快適に登ぼれます国土地理院発行の2万5千分1地形図(津幡)○北西の「ホクモウ」工場入口から登ります、法面処理がされていますから草木も無く楽々三段目まで達しました。最後は背丈を越える笹薮でしたが弱いところを狙って突き進みます、何とか最高点に達したので無理はせずに即下山いたします。





【中浜山】なかはまやま(50m)石川県第五位
 2万5千分1地形図(津幡)

砂丘地帯にある竹藪山国土地理院発行の2万5千分1地形図(津幡)○砂丘に潅漑設備を設け畑にした開拓地です、両脇に水道バルブの並ぶ砂利道を500m進むと左手に小さな丘が認められます。山肌一面に密集した小竹の藪なので一瞬躊躇しますが、短距離なので強引に進入いたします。力任せにバキバキと竹を折り埃まみれになりながら登頂しました。





【権現森山】ごんげんもりやま(50m)石川県第六位
 2万5千分1地形図(津幡)

車道の脇にある山頂国土地理院発行の2万5千分1地形図(津幡)○権現森山公園の標識がありましたが時間が惜しいので東の道路から直登します。ほんの10mほどで山頂ですが最後は棘のある木が密集しているので少々梃子ずりました。向こう側にはアンテナが建ち畑と公園が広がっていました。






【五軒長山】ごけんちょうやま(19.9m)石川県 山名表示なし
 2万5千分1地形図(松任)

かわいい四等三角点国土地理院発行の2万5千分1地形図(松任)○竹松海岸沿いの低山です、山名表示こそありませんが三角点のある山です。南側は藪に覆われていますが、北側の海岸沿いは砂丘に草原といった趣です(はまなす群生地らしい)もちろん北側のサイクリングロードから直登です。

○最初は砂に足を取られ歩きにくかったのですが草原に入ると快調に飛ばせます。山頂には赤い小旗と小振りの四等三角点がありました。低山ながら360度の大展望です、眼下には日本海の鈍い海の色が明るい日差しのなかに広がっています。暫し呆けた様に眺め微かな風に汗を乾かします。



【園家山】そのけやま(17.4m)富山県最低峰
 2万5千分1地形図(青木)

山頂の立派な一等三角点国土地理院発行の2万5千分1地形図(青木)○入善までカーナビをセットしたら到着予定が3時ですって『何かの間違いでは?』なんと設定が有料道路不使用になっているじゃありませんか・・どおりで昨日は時間が掛かったはずです。設定を変更し高速利用だと1時到着とリーズナブルな時間になりました(これで一安心)

○青少年の家の駐車場からキャンプ場に向かいますが、三角点まであと3分の道標に導かれて南に折れます。深い緑の森の中の歩き易く緩い道を進むと山頂に到着です。大きな一等三角点が真ん中に鎮座していました、残念ながら周囲の木々で展望はいまひとつですがこの山の特徴は一等三角点に尽きると思います。富山県の低山はこの一座のみですが、地元で大切にされている幸せな低山でした(山形県と似ています)