北陸低山徘徊−1

岳山・日和山・遠島山

能登半島の突端にある岳山を遠望


【行程】 9/11(土)曇りのち晴れ[富山12:31=(車)=S(*)16:12−岳山16:21−S16:28==W17:30−日和山17:33−W17:35==NW17:59−遠島山18:03−NW18:05==七尾19:35(泊り)]*山頂からの方位
【メンバー】 隊長


【岳山】だけやま(35m)石川県第四位  2万5千分1地形図(珠洲岬)

取り付く島の無い岩山 ○富山でレンタカーを借りたのが12時半、飲まず食わずでひたすら能登半島の先端を目指します。頑張った甲斐あって陽のあるうちに高屋の港に到着しました、ところが想像していた以上に厳しい岩山に息を飲みます。

○実は石川県の低山紹介ではピカイチのHPを見つけ、岳山について問い合わせたところ登れるとのこと。これに意を強くして臨んだのですが、あまりの嶮しさに何処から取り付いたらよいのやら途方に暮れる隊長でした。



山頂の祠国土地理院発行の2万5千分1地形図(珠洲岬)○左側の人家脇から入り西の瘤とのコルに取り付きます、微かな踏跡が北の岩場に向かうので辿りましょう。真っ直ぐ進むと次第に岩壁を攀じ登るようになり上は急な壁、前は崩れたガレで行き詰まってしまいました。ガレの向こう側に見える稜線に登れば何とか山頂へ着けそうです、大きく下に回り込みますが藪が酷くて悪戦苦闘、今度は草にしがみついてのトラバースですが波の音が足元で弾け怖くて下は見られません。

○北稜に着くと明瞭な踏跡が続きますので、少々の藪を漕いで山頂に立ちました。小さな祠が建ち木々の間からは高屋の村が一望できます、残念ながら海側の景色はもうひとつでした。難攻不落の城を攻め落としたような幸せな気分で下りますが、帰りの道を間違えてガレを攀じ登る阿呆を演じてしまいました。見た目にはとても登れる山ではありませんが、事前の情報のお陰で粘り強くチャレンジし征服することができました・・感謝感激!



【日和山】ひよりやま(29m)石川県最低峰
 2万5千分1地形図(宇出津)

夕暮れ近い日和山公園国土地理院発行の2万5千分1地形図(宇出津)○今度は能登半島の東側に出て、九十九湾の入口にある日和山に向かいます。周りに民家がある公園ですからお手軽登山です。駐車場から民家の間の道を200mほどで忠魂碑の建つ日和山公園でした、どうやらここが最高点のようです。この先に神社のある広場がありますが期待していた湾内の展望はありませんでした。誰も居ない夕暮れ時の公園は寂しさだけが辺りを包み込んでいました。



【遠島山】としまやま(28m)石川県 山名表示なし
 2万5千分1地形図(宇出津)

遠島山公園の散策路国土地理院発行の2万5千分1地形図(宇出津)○遠島山公園前まで車で入れます、店仕舞した管理事務所前に駐車して砂利の散策路を進みます。ポイント毎に説明板が付く至れり尽くせりの整備された城址公園でした。半島の奥まで道は続きますが、薄暮が迫ってきましたので山頂付近で踵を返します。ここから一番近いビジネスホテルが70Kmも先の七尾市なのでもうひと頑張りです。