待乳山・上野山

立派な待乳山聖天(まつちやましょうでん)の本堂


【行程】 3/24(土)曇り[浅草12:12−本龍院(S)12:25−待乳山12:28/12:30−(S)12:33−浅草12:55/13:36=(地下鉄)=上野13:43−(S)13:59−擂鉢山14:00/14:02−(N)14:03−上野14:13]
【メンバー】 隊長


【待乳山】まつちやま (10.0m)  2万5千分1地形図(東京首都)

国土地理院発行の2万5千分1地形図(東京首都) いきなり地下鉄の通路に広告が! ○東京の低山といえば愛宕山ですが、「日本山名辞典」によりますと浅草の待乳山が標高10mで東京の最低峰となっています。もちろん国土地理院の25000分の1地形図には山名表示はありませんが、気になる存在ではあります。週末の天気が思わしくないので低山巡りでお茶を濁すことにいたしましょう。



○浅草駅を降りると地下鉄の通路に待乳山聖天の看板が現われ隊長の度肝を抜きます(たぶん商業主義に染まったギンギラギンのお寺でしょう)隅田川に平行する道路を700m上ると本龍院に到着です。本日は催し物が無いのでしょうか、綺麗に掃除された境内には人の姿がちらほらで肩透かしをくらった思いです。


怪しい大根の御供え○山頂には立派な社殿が建ち如何にも金満臭ぷんぷんですが、本堂の中にも自由に入れます(おいおい自動ドアーって)仏前には何故か立派な大根が御供えしてありました。山頂からは東に天狗坂の階段がありますが、通行禁止ですので来た道を戻ります。折角ですから山麓を一周して帰りましょう。



♪春のうららの隅田川○隅田川沿いの隅田公園を通って帰ります。まだ桜はちらほらですが、気の早いお花見客がシートを広げ宴たけなわでした。デッキまでお客を満載した観光船が白波を蹴立てて言問橋を潜り抜けて来ました。春の霞にもやった隅田川の情景は小学唱歌そのものの春うららです。川面に都鳥が華麗に舞う姿は場違いな低山徘徊旅人の心を癒してくれました。






【上野山】うえのやま (23.3m)
 2万5千分1地形図(東京首都)

国土地理院発行の2万5千分1地形図(東京首都) お椀を伏せたような擂鉢山○次は上野山です。上野と言えば西郷さん、まず階段を登って広場の立派な銅像に挨拶しましょう。流石に天下の盛り場です、次から次へと人波が絶える事はありません。それにしても怪しい人々がいます・・・津軽三味線のパフォーマンスやメイド喫茶の集団(ちょっと厚化粧)はたまた右翼団体の訓練などなど(春になると木の芽の病が・・・)





山頂の仮水準点唯一の花に群れる人々○ところで山頂は何処だ〜?奥の方へ進むとお椀を伏せたような小高い丘がありました。擂鉢山の表示に小躍りし、階段を上がるとベンチのある山頂です。下界の喧騒から離れ静寂の別天地でした。隅に標識を発見!仮水準点ですって。



○上野公園も桜はまだですがお客は既に花見モードで盛り上がっていました。1本だけ満開の花(桃?)の周りは十重二十重の人垣ができ喚声に包まれています。目的の山頂を踏み幸福感一杯の隊長は、薄笑いを浮かべながら喧騒の上野の山を後にいたします。