向山・丸山

谷を挟んで向山を望む(手前に管理センター)



【行程】 5/7(土)晴れ [たまプラーザ8:05=(東急・JR)=十日市場8:20−向山入口8:33−向山8:36−丸山8:44−いけぶち広場8:50/15:20−十日市場15:40=(JR・東急)=たまプラーザ16:00]
【メンバー】 隊長


【向山】むかいやま64m

国土地理院発行の2万5千分1地形図向山の山頂は標識が道にあるだけ ○今日は隊長がボランティアで里山管理をしている「新治市民の森」にある向山と丸山を訪問しましょう。ここ2年間に何度も訪れた里山ですが、今回はコースタイムを取っての正式訪問となります。新治市民の森は67haある横浜市の里山公園です。ここには横浜の原風景といった里山の景観が残されています。




○十日市場駅から10分ほどで公園管理棟を目指して階段を下ります。今日は土曜日なので朝市の幟が立っています。鯉幟が五月晴れの空に勢いよく泳いでいます。谷を挟んで緑深い丘が望まれます。あれが第一目的地の向山でしょう。向山入口から市民の森の遊歩道に入ります。横浜では珍しくなった熊笹の群生が迎えてくれます。真竹に浸食されていたのですが3月に真竹を刈りはらったので今後が楽しみです。




○杉林と孟宗竹林の中を大きく迂回しながら登ると向山でした。山頂らしきところは無く遊歩道に標識が立つだけの何の変哲のない無愛想な頂です。この先からは道の両側に孟宗竹林が広がり筍がにょきにょきと生えています。竹林管理の一環としての筍掘りも楽しい作業です。ことしは表年にあたり豊作でした。




【丸山】まるやま66.6m

丸山の山頂には標高を現す標識が立っている○やがて道は小楢やシラカシ林の中を縫うようにして進みます。新緑に包まれた森には小鳥のさえずりが賑やかに響いています。公園を散策する人に挨拶を交わしながら森の奥を目指します。道は車道に出て見晴らし広場方面に向かいます。作業小屋を右手に見て坂を上ると左手に丸山が見えてきます。さらに進むと市民の森十周年の標識から丸山への分岐となります。




分岐点から丸山を仰ぐ○雑木林のなか緩い山道を登ると丸山の山頂です。この山頂は小さな広場になっていて標高66.6mの標識が立っています。ここの整備も一昨年の夏に行いました。笹と草が生え放題だった山も草刈り機で見違えるようになりました。ここにあった古タイヤやコンクリート破片などの粗大ゴミも一緒に片付けすっかり綺麗になりました。




○このあと集合場所のいけぶち広場に下ります。新治市民の森愛護会は月に4回の定例作業日があり9時に集合です。本日は子供の森イベントの準備作業が主です。隊長は新茶の茶摘み作業に精を出します。午後からは畑仕事を少々。5月というのに暑い日でしたが良い汗をかいた一日でした。市街地に残された貴重な緑地の新治市民の森は横浜市民の憩いの場として末永く愛されていくでしょう。