【小剣先山】111.9m
○かねてより温めてきた小笠原への憧れを実現する機会がえられました。アルパインツアーの父島・母島ハイキングへ参加いたします。小笠原は2011年6月世界自然遺産に登録されてから人気はうなぎのぼりで、一昨年に船も大型船に更新されて快適になりました。でも竹芝から24時間も掛かりますからなかなか大変な旅です。
○父島の二見港に着いたら隣のははじま丸に乗り換えます。11000トンのおがさわら丸に比べると499トンのははじま丸はずいぶんと小さく見えます。母島まで脚を延ばす人はまだ少数派のようです。鯨とかカツオドリのウオッチングをしながら2時間の船旅でした。沖港に着くと荷物は車で運び我々は足慣らしの散策をします。
○観光案内所でヘルメットを借り鍾乳洞の探索へと向かいます。狭い洞窟はわずか50mほどで終点です。鍾乳石も少なくがっかり感は大きかった。でもガジュマルの気根が垂れ下がり異様な空間でした。まあ無料なのでこんなものでしょうか。
○最後に小剣先山に登ります。わずか111.9mですが切り立った姿は堂々としています。ところが参加者のなかにサンダル履きの不心得ものがいたのです。山頂付近には岩場があるのでちょっと心配でした。登山口から10分たらずで分岐にでます。右は階段、左は岩場です。ツアーリーダーは当然右手の安全な道を選択しました。
○岩場からの道を併せて最後の階段を上ると眺めの良い山頂です。明日登る予定の乳房山から連なる尾根筋に尖がる剣先山が目の前にあります。先ほど乗船してきたははじま丸が沖港に静かに停泊しています。爽やかな風が頬を伝い薄らとした汗が乾きます。