PAIN PERDU & AMARETTI

10月の研究科のお菓子です。
静かなブームになっているパンペルデュ。フランス版フレンチトーストです。直訳すると「失われたパン」。硬くなったパンを再利用するという意味でしょうか。

今回ちょっとおしゃれなカフェ風に、オレンジ味にこだわって作りました。
バケットは卵とオレンジジュース液に浸してキャラメリゼし、オレンジをグランマルニエでマリネしたもの、生クリーム、さらにオレンジ風味のキャラメルソースで仕上げました。

休日のブランチにいかがでしょうか。バケットをラデュレのようにブリオッシュにしたりお好きなパンでいろいろ作ってみるのも楽しいと思います。

もう1点はサクッ、ホロッとした食感のアマレッティ。
イタリアのお菓子でもともとはアマレットという杏の種から作られたアーモンドの香りのお酒を入れて作られたお菓子です。

今回は身体を温めるジンジャーとシナモン味の2種類にアレンジしました。
アーモンドパウダー、卵白、砂糖で作るこのお菓子はメディチ家のカトリーヌがフランスに持ち込んでマカロンパリジェンヌやナンシーマカロンが生まれたと言われています。ダックワーズも同じ材料で作ります。配合、作り方、焼き方で違った味、食感になるのがお菓子の面白いところですね。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（久美子）