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ほうじ茶プリン&ほうじ茶ケーキ

10月の研究科は和のスイーツ。ほうじ茶を使ったお菓子2点です。
5月に娘と京都に行ったときに食べたほうじ茶のソフトクリームが慣れ親しんでいる抹茶と違いとても美味しく印象的でした。

秋の研究科はほうじ茶を使おうと漠然と考えておりましたが、いざ試作を始めると抹茶と違いやさしい味なのでバターや牛乳、生クリームといった乳製品が加わると味も香りもぼけてしまうし、ほうじ茶で味もかなり左右されることがわかりました。

最近では京都でも店頭でほうじ茶を焙煎しているお店は見なくなりました。奈良に焙煎している有名なお店があるようですが入手は難しく結局ほうじ茶は京都一保堂の極上ほうじ茶、パウダーは福岡八女茶のほうじ茶パウダーをチョイスしました。パウダーの代わりにほうじ茶をミルやすり鉢で細かくして使ってみましたが、やはり口の中に入れた時にざらつき感がありパウダーを使ったお菓子とは差がでました。乳製品を極力控えた配合を考え、焼き菓子には漉し餡をサンドしました。私自身、おはぎ、羊羹といった和菓子は苦手で洋菓子大好き人間でしたが10年ほど前美味しい練りきり、栗蒸し羊羹に出合ってから和のお菓子にも心を惹かれるようになりました。歳を重ねるに従い和の良さもわかってきたような気がします。皆さんはいかがでしょうか?

                                            (久美子)

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