茶臼山

海の中に聳える茶臼山には干潮で砂浜が繋がる



【行程】 11/20(日)曇り [たまプラーザ13:00=(バス)=羽田空港13:54/14:45=(ANA681)=広島空港16:18/16:42=(バス)=呉17:48−ビューポートくれホテル17:53(泊り)]
11/21(月)曇り [ホテル5:05=(車)=E6:02/7:10−茶臼山7:15−北峰7:30−E7:50/11:00==呉12:00/13:22=(バス)=広島空港14:20/15:35=(ANA680)=羽田空港16:58/17:10=(バス)=たまプラーザ18:39]
【メンバー】 隊長、CD、AD、カメラ、音声


【茶臼山】ちゃうすやま広島県最低峰 11m

国土地理院発行の2万5千分1地形図ロケ隊は車で茶臼山の対岸まで到着 ○テレビ朝日から番組出演の打診がありました。題名は「低いのに大変な山」とのこと。どうせバラエティでしょうから二つ返事でOKします。ところがディレクター氏との打ち合わせでは全て現地取材したいとのこと(・・・かなりの本気度です)それではまずは広島の茶臼山に挑戦しましょう。この山は海の中に聳えていますから潮が引かないと登ることができません。



○5時にホテルを出発して車で現地に向かいます。6時に到着しましたが辺りはまだ暗くて撮影には適しませんから明るくなるまで待ちましょう。周囲が見える状態になったら潮も引いて海が渡れるようになりました。それでは取りあえず登ってしまいましょう。まずは登り易そうな南峰からスタートします。滑り易そうな岩場を慎重に登ります。バランスを崩すと転落の可能性がある緊張の岩場です。前回から15年の月日は伊達に過ぎたわけではありませんでした。加齢による運動能力の低下は見る影もありません。バランスを崩し思わずしゃがみ込んでしまいました。



○それでも何とか無事に山頂に立つことができました。瀬戸内海の静かな海に浮かぶ島じまの影と長閑に行きかう船。11月も下旬というのに暖かい空気に遠望は霞がかかりクリアではありません。それでも風光明媚な景色を堪能してから下ります。ところが慣れないカメラに緊張してぎこちない動きで腰が落ちてしまいました(情けなぁ〜)



○そして15年の歳月は山を覆う松の木を繁茂させていました。前回の写真と比べると明らかに緑が多くなっています。ということは藪が酷いということに他なりません。北峰は北側から強引に身体を持ち上げて松を分けながら登ります。後ろに付いてくるディレクター氏は松の葉が刺さり「イテテテ!」と悲鳴をあげ苦労しています。



潮が満ちてくると茶臼山は海の中となる○北峰の山頂に立ちましたが中央峰へは更なる松の木々が道を阻みます。同行者のことを思うと無理は禁物です潔く諦めましょう。ずり落ちるようにして登ってきた崖を下ります。このあたりで取りあえず撮影は終了ですが、山頂に長居しすぎて潮が満ち始めました。いままで繋がっていた砂浜の道は見る間に細くなり波の下となってしまいました。「大変だ戻れなくなってしまう!」慌てて靴を脱いで裸足で水の中を歩いて渡ります。



○今回のロケのお蔭で懐かしい茶臼山に再訪することができました。思えば前回はフェリーとバスを利用して最後は1時間歩いてのアプローチでした。もう二度と来ることは無いと思っていたので感激もひとしおです。あとは良い番組になることを祈って放送を待ちましょう。