ルボン山(大土手山)・八幡宿富士

東側からルボン山を仰ぐ



【行程】 3/7(火)曇りのち晴れ [たまプラーザ9:53=(東急・東京メトロ・JR)=四街道11:40/12:00−W12:11−ルボン山12:13−W12:15−四街道12:30/12:38=(JR)=八幡宿13:13−飯香八幡神社W13:23−八幡宿富士13:27−W13:28−八幡宿13:40/14:24=(JR・東京メトロ・東急)=たまプラーザ16:24]
【メンバー】 隊長


【ルボン山】(大土手山)37m

国土地理院発行の2万5千分1地形図記念碑脇から急な登りが続く ○この変わった名前の山は、昨年の「山の日」に文化放送の番組に出演した時に、リスナーの方からのお便りで知りました。明治6年にフランス陸軍ルボン大尉の指導で大土手山を改修して大砲の標的としたそうです。その後ルボン山と呼ばれるようになりました。千葉県の四街道にあるのですが神奈川県からはちと遠いので、出撃の機会を覗っていました。このたび何とか都合をつけてようやく重い腰を上げます。




○3月というには寒いどんよりとした天気でした。四街道の駅から北に向かいます。佐倉街道を右折して少し歩き酒屋の角を曲がります。狭い道は下校途中の女高生達で溢れています。カメラを片手に『おじさんは決して怪しい者ではありませんよ』との無言のメッセージを発しながらすれ違います。すると右手に小高い丘があり麓に記念碑が建っていました。その横から急な階段が山頂へと続きます。一気に登り切るとそこは展望の良い山頂でした。藤棚がありいくつかベンチが置いてあります。




○付近には平野が広がっているので、狭い山頂からは360度の展望が楽しめます。十分に景色を堪能したら反対側の階段を下ります。山麓から道は周遊してもとの登山口の隣に戻ります。良い写真を撮ろうと周囲を回りますが、すっくりと立ちあがった姿はなかなか見ごたえのある山容でした。山腹には桜が植えてありシーズンには綺麗な花を咲かせているようです。

【八幡宿富士】

国土地理院発行の2万5千分1地形図立派な富士塚が目の前に現れた○千葉県まで来たのですからもうひとつ低山を目指しましょう。総武線を千葉まで戻り内房線に乗り換えます。八幡宿で降りると駅前広場はとても小さく田舎に来た感が強くなります。少し先の信号を渡るとすぐに飯香岡八幡神宮です。鳥居を潜ると意外に広い境内に驚かされます。きっと歴史のある有名な神社なのでしょう。本殿の前を通り裏側を目指します。




○江戸時代には神社の前まで海が迫っていたそうです。東京湾を挟んで望まれる富士の姿はなかなか見ごたえがあるようですから、ここに富士塚が造られたのにもうなずけます。裏手にある浅間神社と書いた小さな鳥居を潜ると目指す富士塚がありました。堂々としてかなり立派な部類に入る富士塚でした。




○吉田口との石碑から緩い登山道が始まり、次第に急な山道となって山頂にいたります。山頂にはしめ縄が張られ荘厳な雰囲気を漂わせています。一部は木々に遮られますが山頂からの眺めはなかなかです。参拝をすませたら下山しましょう。急な下りは足元に気を付けて慎重に進みます。やがて須走口に到着しました。




○先ほどまで怪しかった空模様もお日様が顔を出すようになり穏やか陽光が降り注ぎます。ゆっくりと境内を散策してから八幡宿の駅に戻ります。道端に咲くスイセンの花をめでながら一日の締めくくりといたします。快速電車まで時間があったので駅前の喫茶店で時間をつぶします。寒い北風が吹く日でしたが春はすぐそこまで来ているのですね。