富塚・高田富士・西新宿富士

すくっと立ち上がる西新宿富士



【行程】 7/15(日)快晴 [たまプラーザ9:14=(東急・JR)=高田馬場10:00−水稲荷神社富塚10:22−登山口10:28−高田富士10:30−下山口10:31−高田馬場10:52/10:55=(JR・東京メトロ)=西新宿11:06−成子天神社登山口11:14−西新宿富士11:16−下山口11:18−西新宿11:23/11:45=(東京メトロ・JR・東急)=たまプラーザ12:27]
【メンバー】 隊長
【富塚・高田富士】
国土地理院発行の2万5千分1地形図水稲荷神社の裏にある富塚 ○東京最古の富士塚は高田富士ですが海の日とその前日しか解放されていません。東京は梅雨明けが早く猛暑の真っ最中でしたが、この日しか開いていないのなら仕方がありません。高田馬場でJRを降りると強烈な日差しが襲ってきます。34度の炎天下を消耗しながらとぼとぼと歩きます。




○早稲田通りから北上し提灯が飾ってある水稲荷神社の参道を入ります。屋台の準備がされていますが人の姿はほとんどありません。夜に賑わいを見せるようです。まずは砂利道の参道を奥に進み神社の本殿へお参りしましょう。本殿の裏に富塚という富士塚がありますから立ち寄って行きましょう。



かなりの高さの高田富士○高田富士は何処かいな?神社を出てから左手を進みますが階段を下ってしまいます。そこにいた住人に聞いて慌てて戻ります。先ほどの砂利道の参道を戻り「登山道」の看板に従って細道を入ります。やがて指導標と共に登山口が現れました。高さ10mの堂々たる富士塚です。



○登山道は良く整備されていて登り易くなっていました。メインの登山道以外は立ち入り禁止で、登り下りは一方通行となっています。木々に囲まれた山頂からの展望は無くちょっと物足りませんが、染み入るような蝉の鳴き声を聞きながら独りだけの富士塚を堪能します。下山口まで降りるとちょうど次の登山客が訪れてきました。







【西新宿(鳴子)富士】
国土地理院発行の2万5千分1地形図 ○せっかく新宿まで来たのですから西新宿富士に立ち寄りましょう。ここは東日本大震災で被害がでてから正月だけの開放と聞いていたのですが、最近の情報では常時開放しているらしい。新宿から歩いても20分ぐらいですが炎天下を歩く必要はありません・・・一駅ですが素直に地下鉄を使いましょう。



西新宿富士は周囲の展望が良い○成子天神社の参道を進み左手奥が富士塚です。こちらは12mの高さを誇り新宿区では最大の富士塚となります。ただし造られたのは大正9年と新しく新宿区で最後の富士塚ということになります。登山道は整備されてはいますが結構急な細い道で溶岩が出っ張っていて歩き難い道でした。山頂付近にはステンレスの鎖がありますが、子供や老人は無理をしない方が良さそうです。



○山頂は眺望に優れていますが新宿の高層ビル群やマンションに囲まれて自然な景観は望むべくありません。本来でしたら富士山が望まれる西方はマンションが建ち丹沢も見えません。成子天神社は改装されたようで新しくケバケバシイ装飾ですが、綺麗に整備された富士塚と一対になって存在感を見せてくれます。それにしてもあまり歴史を感じさせない富士塚でした。



○高田富士が年に1回の開放日ということで天気にかかわらず訪問となりました。でも猛暑ということもあり無理のない行程で3つの富士塚を巡ってきました。それぞれ特色のある富士塚でしたが西新宿富士は登りがいのある山でした。それにしても他の登山者の姿が見えません。こんな炎天下に富士塚登山をする酔狂な変人は隊長だけなのでしょうね。