都内低山散歩ー1

待乳山・愛宕山・千駄ヶ谷富士

新年の装い中の待乳山聖天



【行程】 12/18(火)快晴 [たまプラーザ8:53=(東急・東京メトロ)=浅草9:55/10:05−待乳山10:23/11:10−浅草11:23/11:26=(東京メトロ)=虎ノ門11:51−愛宕山12:16/12:58=(タクシー)=千駄ヶ谷富士13:16/14:00−千駄ヶ谷14:17=(JR・東急)=たまプラーザ15:08]
【メンバー】 隊長、TuD、OoAD
【待乳山】9.7m
待乳山の三角点(蓋) ○テレビ朝日から出演依頼がありました。「100まで生きるつもりです」という深夜番組です。打ち合わせ後に現地取材を敢行しますがプランが二転三転してなかなか決まりません。最終決定は前日の夕刻というドタバタでした。当日は登山の格好をして来いとの注文に登山靴と冬用ジャケットという本格装備で臨みます。




○まずは浅草に集合して待乳山に向かいます。幸い天気は快晴で青空にスカイツリーが映えます。隅田川に沿って進み信号を渡って待乳山の入口に着きました。三々五々参詣人が訪れて賑わいを見せています。境内は新年を迎えるに当たって植木の刈込や初詣の飾り付けに忙しい風景です。



○はじめに正面から本堂に登り三角点を押さえます。つぎに入り口の売店でダイコンを求め(200円)お供えといたします。折角ですから駐車場に降りケーブルカーに乗って再び山頂を目指します。11時から本堂で僧侶が総出でお勤めとなり朗々としたお経が聞こえてきました。







【愛宕山】25.7m
愛宕山の山頂から虎ノ門ヒルズを望む ○今回の取材の同行はディレクターとアシスタント・ディレクターの二人だけです。カメラさんとか音声さんはいません。随分と簡略化した撮影でした。移動も公共交通機関の利用です。次の愛宕山には地下鉄で虎ノ門まで行きそこから歩きます。



○流石に都会は人が多い。虎ノ門ヒルズの前で上を見上げていますと人にぶつかりそうになります。いつも使う正面の「出世の階段」から登らずに違う道を通りましょう。愛宕山トンネルを抜けた所にある階段を上ります。神谷町からのルートとなります。



○階段を登り切ると正面にNHK放送博物館があります。左手が愛宕神社です。観光地によくある絵から顔を出すやつにチャレンジ、馬に乗る間垣平九郎から顔を出し写真に納まります。つぎに三角点を押さえてから景色を楽しみます。四方八方に高層ビルが建ち(一部は建築中)遠方は見渡すことができません。最後に池に泳ぐ鯉に餌をやる姿を写します。



○下りはエレベーターを利用してみましょう。NHK放送博物館の脇からトンネルの出口に向かってエレベーターが造られていました。山でエレベーターを利用するなんて初めての経験です。紀伊勝浦の狼煙山で全長154m、高低差77mのエスカレーターを使ったことはありますが・・・何だか不思議な感覚でした。







【千駄ヶ谷富士】
西新宿富士は周囲の展望が良い ○まだ1時なのに冬の日差しは弱くなってきました。西日は撮影に好ましくないので次の山まではタクシーを使うことにいたします。お蔭であっと言う間に千駄ヶ谷の鳩森八幡神社に到着です。境内では併設の幼稚園の園児が走り回っています。「走らないように」と書いてあるのにね。



千駄ヶ谷富士の御朱印をもらい喜ぶ隊長○ここの富士塚は現存する都内最古のもので都指定の有形民俗文化財となっています。まずは表参道から山頂の奥宮を目指します。急な傾斜にカメラを持つ手が震えます。ここの為に登山靴できたようなものですから隊長の足回りは完璧でした。



○周囲の銀杏の木々が色着き、富士塚の登山道は黄色い落ち葉が敷き詰められています。滑りそうな道を一歩一歩慎重に登ります。下山は反対側に降りお中道を通って違う登山口に出ます。さらに違うルートで山頂を目指すことになりました。結局、すべての登山道を踏破したのでした(お疲れ様です)



○社務所で登拝の御朱印をもらえるそうですのでお願います(300円)御朱印を手に嬉しそうな隊長の姿を撮影して本日の取材はほぼ終了です。新国立競技場の建築現場の脇を通り、最後に千駄ヶ谷の駅でワンカット撮影して終わりとなりました。隊長的には富士塚は低山の中では地位が低いのですが、ディレクター氏がいたく気に入ってしまいました。果たしてどんな編集がされるのか少々心配ではあります。