浅草界隈+浜離宮

弁天山・浅草富士・待乳山・新樋の口山・樋の口山・富士見山・御亭山・八景山

浅草富士は2016年にできたばかりのホヤホヤ



【行程】 9/19(木)快晴 [たまプラーザ9:50=(東急・東京メトロ)=浅草10:47−雷門10:55/11:38−弁天山11:47−むつみ12:00/12:50−浅草富士12:55−待乳山13:27/14:01−言問団子14:18/14:35−浅草15:26/15:40=(東京クルーズ)=浜離宮16:14−新樋の口山16:22−樋の口山16:24−富士見山16:30−御亭山16:40−八景山16:47−新橋17:25=(東京メトロ・東急)=たまプラーザ18:17]
【メンバー】 隊長、中村氏、シェルパ1、男6、女13

【浅草界隈】
○「東京まちなか超低山」の著者である中村みつを氏の案内で超低山を歩く企画も今回で5回目。今回は浅草界隈と浜離宮の低山を巡ります。昨日は雨でしたが今日は快晴です。どうやら中村先生は晴れ男のようです。集合場所の雷門前は外国人の観光客でごった返しています。車道には人力車がずらりと並び股引姿の客引きが声を掛けています。


弁天山(べんてんやま)
仲見世を外れて高台にお寺がある弁天山○賑わう仲見世では人混みを縫うように歩き、店が途切れたところで右手に曲がります。50mほどで台地に建つ寺が見えてきます。あれが目指す弁天山のようです。昔は周囲が弁天池に囲まれていたようですが今は埋め立てられています。石段を15段ほど上れば山頂に到達です。正面に本殿があり右手に鐘撞堂があります。下りは鐘撞堂の脇から南側の公園に降ります。



○浅草寺の脇を通って北側の街へ出ます。昭和の香りのする昔ながらの小さな店が並ぶ裏通りです。ここに目指す「むつみ」があります。普段は団体予約は取らないようですが、無理に頼み込んで2階を借り切ります。美味しかったのですが・・・冷房の効きが悪い部屋で熱々の釜めしを食し汗をかきました。









浅草富士(あさくさふじ)
交差点の向こう側に神社への階段がある○腹が一杯になったらウオーキングを再開します。北側に少し進むと交差点の向こうに神社が見えてきます。石段の始まる所が一合目です。9段の石段を上ると正面に神社本殿がありますが右手に小さな富士塚が佇んでいます(高さ1.5m)向かって右側が登山口で左側が下山口と一方通行です。


○登り口には五合目との合目石も置かれています。山頂は奥ノ院が造られて小さいながらも本物指向です。正面に子宝祈願の石が祀られていますが我々老人グループには無用のものでした。何となく従来の富士塚とは少し感じが違いますが、この富士塚は2016年に新造されたものでした。どうりで何だかモダンな感じがすると思いました。











待乳山(まつちやま)
芝公園の端にある緑の小山が芝丸山です○自然の山では東京都で一番小さな山です。古くから信仰を集め江戸時代には吉原への入口にあたり浮世絵にも多数描かれています。昔は山麓まで隅田川が流れていたようですが今は100mほど離れています。遠くからもこんもりとした緑と伽藍の輝く金色の瓦が認められます。社務所でお供えのダイコンを珍しそうに眺めながら本堂に向かいます。階段を上がったところが山頂です。



○本堂でのお参りは靴を脱ぐのでパス。本堂の裏を周遊し天狗坂のところにある三角点と書かれた石版をチェックします。会館ではタイムリーな浮世絵展が開かれていましたので鑑賞することにいたします。希望者はモノレールに乗って天狗坂を往復します。


○隅田川を渡り対岸にある言問団子に立ち寄ります。ここで美味しい団子に舌鼓を打ち、疲れた脚を休めます。三回神社と牛島神社に寄ってから隅田川クルーズ船に乗り移動します。橋をいくつも潜り約45分の船旅で浜離宮です。










【浜離宮恩賜公園】
新樋の口山(しんひのくちやま)

残念ながら工事で登頂禁止 ○山に近づくと登山道を遮るゲートがあります『まさか通行止めじゃありませんよね!』悪い予感は当たりました。水門の工事で登山禁止ですって。ご丁寧にガードマンも配置されています。残念無念。ここは潔く諦めましょう。

















樋の口山(ひのくちやま)
こちらは登山道なく登れません○水門を挟んで向かい側にある山は登山道が無く登頂はできません。仕方がないので山の姿を愛でて次の山に向かいます。


















富士見山(ふじみやま)
綺麗な山容の富士見山○公園の奥にこじんまりとした山がありました。山頂にはベンチがありカップルが座っています。そこへ我々団体が押し寄せたので二人は立ち去ってしまいました。わざわざスペインから来たとのこと・・・コメンナサイね。



○山頂からは眼下には白い雲を映す池が広がり、緑に覆われた公園の周囲とその上に聳える汐留の高層ビル群が一望のもと。「ビルを消せば江戸時代の景色です」とはガイドの中村先生のお言葉でした。山頂で記念写真を撮ったら反対側に下山します。石段が上りとは微妙に違うとの説明を受けて納得する登山隊。














御亭山(おちんやま)
こじんまりした御亭山 ○庭園の中ほどに小さな山があります。こちらは何の問題もなく登頂を果たします。少し広い山頂からは池を挟んで先ほどの富士見山が望まれます。すると園内には閉演を告げる音楽が流れ始め行き交う人も急ぎ足です。でも集団で歩く登山隊は怖いものなしです。まだ時間があるので最後の山に向かいましょう。













八景山(はっけいやま)こじんまりした御亭山
○池の周囲を進むと小高い丘になります。丘の上を道が通じています。一番高いところに「八景山」との道標が立ちます。木々の間から池と築山がワイドに眺められます。これが八景の名前の由来のようです。暮れなずむ初秋の空気を感じつつ浜離宮を後にします。



○今回は浅草と浜離宮ということで途中をクルーズ船で結ぶという企画でした。下町情緒あふれる浅草と大名庭園探訪という組み合わせは納得できるものでした。おまけに言問団子を賞味のサプライズもあり内容の濃い思い出深いものとなりました。ただ残念だったのは浜離宮の新樋の口山が工事で登れなかったことです。まあ機会があればリベンジしたいと思います(実現するのか?)