Chiffon cake


プレーンシフォンケーキは応用科3で学びます。
お教室をはじめた当初は応用科のレッスンのお菓子ではなかったのですが、初期の研究科でレッスンした時に、シフォンケーキも通常のレッスンに加えて欲しいという要望があり、4年目の最後に加えました。
とは言っても、はじめの頃とはレシピ、作り方をずいぶん変えてきています。
どれが正しくて間違っているという訳ではなく、より簡単により美味しく作れないかと私が追求したからです。
今回も秋の研究科でレッスンしたチョコシフォンケーキと昨年のプレーンシフォンケーキのよいとこ取りの作り方でレッスンしました。こういうシンプルなケーキこそ作り方、生地の状態が出来上がりの完成度を左右します。今まで「簡単そうだから本を見ながら作ってみたけど上手くできない」とおっしゃっていた方からも喜びのメールが届きました。

シンプルなお菓子ほど「ケーキは科学だ」と再確認させられます。
ケーキ作りのおもしろさの一つかもしれません。

出来上がったフワフワシフォンケーキは手作りの苺のコンフィチュールを生クリームに混ぜてかわいいピンク色のクリームで仕上げました。甘酸っぱいクリームが春の季節にぴったりです。
中まで真っ赤で濃厚な味のあまおう苺を電子レンジでコンフィチュールにするとあく取りの手間もない上に色もあざやかです。瓶詰めにしてプレゼントしても喜ばれるのではないでしょうか。        (久美子)