先月の研究科で取り上げたメニューです。
ケーク・サレは昨年の春休みにパリに行った時、ヴェリーヌほどではありませんでしたが、静かなブームになっていました。夏休みに試作して10月の研究科でと思っていたのですが、ベストマッチの材料がビタミンカラーなのでこの4月まで温めていました。やはりヴェリーヌが終わった途端、日本でもケーク・サレブームが巻き起こりました。ケーク・サレを提供するお店に行ったり、本を購入して試してみましたが、オイルが多くてしつこかったり、具が少なかったり、生地が固かったりと私の口には合わず、結局、夏休みに試作したレシピを煮詰めて今回のレッスンに臨みました。初めてケーク・サレを召し上がった方もキッシュより簡単で美味しいとおっしゃってくださいましたし、すでに本を見て作られた方やケーク・サレをお店で召し上がった方はそれらとはぜんぜん違うと喜んでくださいました。
焼きたてが一番ですが、2〜3日冷蔵庫に入れてあったものでもレンジで少し温めたりトーストしても美味しくいただけるよう粉の配合を考えてありますので、召し上がる分だけでなく余分にお作りいただいても大丈夫です。レッスンではサラダと紅茶とともに召し上がっていただきましたが、ワインと一緒に是非どうぞ!
もう一点は生チョコです。当初生キャラメルを予定していましたが「先生の生チョコが食べたい」という声に変更いたしました。今回はお子さんにも召し上がっていただけるようにリキュールを入れずにスイスのダークチョコとミルクチョコをブレンドしてなめらかで口どけのよい配合にしました。たくさん作っても冷凍できるので、私は生クリームが残るとよく作ります。チョコ好きの方には簡単でとても美味しいのでお勧めです。
今回テーブルセッティングに使用したBLANC D'IVORE のキットマットとアンティークシルバーのケーキトングはフランスやヨーロッパの雑貨を扱うサラグレース( http://www.zakka-sara.com/ )で購入いたしました。何かお気に入りの物が見つかるかもしれません。       (久美子)