モーツァルトのクーゲルン(チョコレート)
夏休みを利用してオーストリアに行きました。
今年はモーツァルト生誕250年という事もあってザルツブルグもウィーンも観光客でとても賑わっていました。
もちろん私の第一目的はウィーン菓子。
20年前に一度ウィーンを訪れていますが、ケーキの印象は生クリームがとても軽かったことしか覚えていません。
それで今回は食べ尽くしました。旅行中、22個!!!その内はずれは2個でした。フランス菓子よりずっと軽くて甘さ控え目。
ウィーン菓子というと『ザッハトルテ』をイメージし、甘いチョコレートケーキを思い浮かべる方が多いと思いますが、決してそればかりではありません。
本家『ザッハホテル』のザッハトルテをいただきましたが、美味しかったです。やはり食に関しては日本との気候の違いが大きく影響していると思います。
それと前回同様、生クリームの軽さに感激。
スポンジも日本人好みで柔らかくフワーっとしています。
ウィーンではもう一軒『オーバーラー』という老舗のケーキ屋さんに行きました。新百合ヶ丘の『リリエンベルグ』の横溝さんにお聞きしたお店です。
『ホテルザッハ』はザッハトルテのみですが、こちらはたくさんの種類のケーキがありどれも美味しそうで目移りしました。オーストリアのケーキはほとんど丸か四角のケーキをカットして出している昔ながらのスタイルです。
カットは大きいのですが、生クリームが軽くて甘さが控え目なのでペロリ!!
プチ・ポアン(刺繍)
アウガルデンのティーセット 日本ではフランス菓子店が多いですが、もっとウィーン菓子が見直されてもいいのではと思いました。私のケーキにもこの良さを取り入れていきたいと思います。
そうそう、基礎科のクリスマスケーキ「ザルツブルガートルテ」はウィーン菓子です。ザルツブルグの雪景色をイメージして作られたと言われています。
このケーキは、クリスマスになると必ず作るという方が多いですね。
今回の旅も天候に恵まれすばらしい自然を堪能し、良い音楽にも触れる事が出来、美味しいケーキをたくさんいただき、とても充実した旅になりました。
    (久美子)


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