10月の研究科のお菓子です。
プレーンシフォンケーキは応用科3の最後に学びますが、同じ手順で粉にココアや抹茶を加えるとメレンゲの泡が消えてなかなか思うように膨らまないといった声をよく耳にしました。確かに技術的に難しくなります。それで、誰でもプレーンでなくても全部がフワフワに出来ないかといろいろ試作を繰り返し完成したのが今回のシフォンです。本に載っている一般的な作り方ではありません。

作る手順、生地の状態もまったく違います。配合自体はあまり変わっていません。ベーキングパウダーももちろん使わず。それなのに、きめが細かくフワフワです。
改めてケーキは科学だと再認識させられました。

置いておくと泡が消えてしまうといわれるメレンゲも一番先に立ててしまうので、ハンドミキサーの羽は一組で大丈夫、途中で洗う必要がありません。作業もとてもスムーズです。プレーンシフォンケーキももちろんこの方法で作れます。以前の手順よりさらにきめ細かくフワフワに出来るのでお勧めです。

もう一点は、いわゆるチーズクッキー。スナック感覚でおやつとしても、また、お酒好きな方のおつまみにも最適です。ボジョレーヌーボー解禁で出番が多くなるのではないでしょうか。     (久美子)