タルト・オ・ポンム

11月の専科のお菓子です。
日本では、リンゴの種類も豊富で生食でとても美味しくあえて火を入れる必要はありませんが、秋になるとやはりアップルパイやリンゴのタルトが恋しくなります。
10月末から11月には紅玉リンゴが出回りついつい手にしてしまいます。
今回はサクサクのタルト生地としっとりとしたアーモンドクリーム、シナモンを効かせたリンゴの甘煮そして上面には生のままスライスしたリンゴをきれいに並べてリンゴのタルトを作りました。
タルトリングで作るとフランス風でおしゃれです。


10月の研究科の時に、11月の専科のお菓子を提案したところ「ふじのリンゴで作れませんか?」という質問がありました。私も興味があったので早速試してみましたが思わしくない結果となりました。出来上がった味はもちろん違いますし、甘煮を作ってもリンゴに火が通りにくかったり、上面に並べるリンゴのスライスは切っていくそばから茶色く変色してしまいます。焼いた後の見た目もよくありませんでした。
やはりケーキ作りには紅玉リンゴが良いようです。
その季節のフルーツに替えていろいろ作ってみてください。いろんな発見があるかもしれませんよ。   (久美子)