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ラザロ日記1998


1998.12.6 (Sun)

  • 日本プライベートフットボール協会東日本支部のプレーオフ第一戦が幕張で行われ、我がチームは強豪立川ファルコンズと対戦した。そして敗北した。天気良好、気温やや低めだが寒い程ではない。相手が相手だけにシーズン最終戦となることを覚悟して戦った。

    開始早々2プレー目でラザロはオプションピッチから40-50ydsのロングゲインをし一気にゴール前に迫るが続くプレーでロスし、FGトライとなるがブロックされる。前半はこのロングゲインによる有利なフィールドポジションをキープし敵陣での攻防を繰り広げるが両チームともぬかるんだ足場も原因して決定的なシーンを作れない。後半3Qも似たようなシーンが続いたが、4Q、2本のロングパスとショートヤーデージでの裏をかくオプションで立川がドライブの末TDをものにした。最後にはやはり決めてくるチームだ。続くラザロ最後のオフェンスでは3rd downのパスをインターセプトされ、残り時間を立川がニーダウンで消費し試合終了。0-7で負けた。

  • ラザロディフェンスは強力ラインのそろった立川を相手に集中力を維持し4Qまで得点を許さなかった。立川のディフェンスも全く集中力を切らさなかった。一方のラザロオフェンスは1stをとれどもドライブを持続できない。数度敵ゴール前まで攻め入るが、そういう時に限ってしっかりとロスタックルをくらった。ひとえに「相手の裏を」という弱気なプレーコールが「何が何でも止める」というデェフェンスの気迫に負けた結果である。FGもしっかりと2回ブロックされた。こういう試合をものにするには自分は「若かった」なと感じた。パスがさっぱりだったことももちろん大きい。それでも四回ゴール前まで行ったのだから点が取れそうにもなかったわけではない。例えば最低でもFGが蹴れるようにロスしそうなプレーコールは避けるくらいの配慮があれば、、などと後悔するのである。この試合ではready for playの25秒が常に大変短く感じられた。
  • 今シーズンを振り返るとラザロは結局スティーラーズと立川という優勝を争う2チームにはちゃんと負けた、そういうことなんだろう。まだまだ厚い壁なのだ。あと橋爪さんの大胸筋が有効に使われなかったのが残念だ。

1998.11.22

  • どんより曇った空のもと冷たい冬の風が吹くなか幕張でシーズン最終戦が行われた。とにかく寒く、第一試合を見ているときも鼻水が瞬間的に凍りつくほどだった。まずはラザロの試合の報告から。

    前半はラザロオフェンスは調子が悪く1st downを取れども好ゲインの直後にターンオーバーを喫するなどしてリズムが悪い。WRへのロングパスを機に一本TDを取るがその後再びターンオーバーを喫しディフェンスの苛立ちが見え始めたころワイルドギースに一本TDを取られた。TEへのプレーアクションでやられました。しかし後半開始早々パントブロックからDT矢代がボールを拾いエンドゾーンへまっしぐらに走るもゴール前20ヤード付近で足腰がくだけてダウン。だがオフェンスは好位置からの攻撃をいただきしっかりとTD。オフェンスはその後(おそらく)全てのシリーズをTDにつなげ、ディフェンスもキャッチアップのためにパスを試みるQBを終始追い回しドライブを許さない。終わってみれば41-6の大差のゲームとなった。

  • 試合後にフジTVスティーラーズがデイビージョーンズに勝ったとの連絡が入りラザロがブロック2位で選手権出場を決定したことが分かった。みんな大喜びだった。ボビーさんも子供と一緒によろこんだ。この瞬間のために一年間練習してきたのだなと思うと熱いものがこみ上げてくるはずだったがこみ上げてこなかった。
  • さて、選手権の第一試合の相手は立川ファルコンズである。春の練習試合でコテンパにされているが30歳平幕の琴錦が優勝し32歳の篠崎が2インターセプトするご時世だから何が起きても不思議ではない。やることをやってあとは運にまかせよ。実力も運のうち。なお選手権準決勝は幕張の埋め立て地のグランドでやるのに決勝は横浜スタジアムという、この恐るべき格差。やはりプライベートおそるべし。

1998.11.15 (Sun)

  • 朝5:00頃に家を出て甲府まで行ったのだが諸々の理由により不戦勝となり、かわりに練習をしてきた。帰りは中央道の大渋滞に巻き込まれて帰ったら10:00PM。ついてない一日だった。この結果我がチームはあと残りの一試合を勝てばプレーオフ出場が決定する。来週はうちにとってはモチベーションのある熱い試合になることは必死だ。試合の報告をしようと思ったのだが内容がないので書けないな、、、

1998.10.26 (Mon)

  • 取りあえず昨日の試合経過について簡単にまとめておきます。

    前半は完全にスティーラーズのペース。ラザロの攻撃は淡泊で1st downを得ることができない。一方スティーラーズは小気味よいミドルパスで確実に3rd downを取ってくる。前半はTD 2本を取られ0-14で折り返す。

    後半はラザロがファーストシリーズで敵陣40ヤード付近からの3rd downでロングパスを決め、一気にTD。その後のオフェンスでもたびたび好ゲインやexcellent なパントを見せ流れを掴むかに見えた。しかしその後のスティーラーズには得点こそ与えなかったものの長い時間ボールを持たれる。4QにはQB(自分)のミスで自陣20ヤード付近から敵に攻撃権を与えてしまうがディフェンスの驚異的な集中力で無得点に抑える。その後、結果的にこの日最後のシリーズとなった攻撃では残り5分から60ヤード程度ドライブをし残り数10秒で1st down 10 ball on 敵陣15ヤードくらい。結局これがとれずそのまま7-14で試合終了。だが点差以上にtime of possensionや獲得ヤードで圧倒的に差をつけられた。内容的には完敗。しかしそこそこ見せ場を作れたことも確かであろう。

  • うちのオフェンスは相手によくパターンを読まれていました。といってももともと大してプレー数があるわけでもないのですが。前半はこのことが効いてうちが、というよりQBが、というより私が勝手に手詰まりになっていたようです。プレーコールが硬直してアイディアの乏しいものばかりでせっかくゲインしたプレーなども生かすことができなかった。前半を完全に無駄にしてしまったのは非常にでかかった。でもディフェンスのみんなはよくさっさと帰ってくるオフェンスに切れないで頑張ってくれたと思う。
  • 後半に入って1本TDを取って次第に乗ってきました。得点には結びつかなかったがいいドライブもあった。だが、それ以上に相手のオフェンスが良く、調子に乗りかけていたラザロに攻撃権を渡しませんでした。圧倒的なパス攻撃が印象的だったが、実はランもかなり出されていました。4Q残り5分からの最後のシリーズはオフェンスの皆の底力を感じました。試合全体では負けていたがこれを得点して帳尻を合わせることが出来れば、「何とかなる」という自信につなげることが出来たのだが、、、逆に「やっぱりだめか」という自信喪失につながらないことを祈りたい。(誰に言ってるんだろう?)
  • 来週からは鎌倉に帰って気分を一新し、残された2試合のために全力で練習に励もう。あと、試合見に来てくれた皆様、どうもありがとう。今回は負けてしまいましたが勝つこともあるのでこれに懲りずにまた来て下さいね。

1998.10.24 (Sat)

  • いよいよ今シーズン最も大切な試合を明日に迎えることになりました。この1、2週間、ラザロのメールリストでも熱い内容の文面のものが飛び交い、みなそれぞれにテンションを高めようとしている努力が感じられました。私も渋谷の人混みを利用してカットをきる練習をしたり、山手線のドアをブロックの穴に見立てて閉まる瞬間に飛び込むなど、平凡な日常のなかに練習の種を見つけ実戦を想定して意識を高めるようにしてきました。今晩は焼き肉を食べてスタミナをつけたっぷり寝るつもりです。
  • ところで明日の試合は人ごとのようですが私は新人の活躍に期待しております。橋爪さんはリーグ戦では明日が筋肉初披露の晴れ舞台で、亀田さんもリーグ戦初登場です。どちらも素晴らしい実力の持ち主です。また、めったにやる気を見せないうすらトンカチの浅野も今年初登場の予定です。こいつは新人ではありませんが。あとは天気が良くなることを祈るのみ。

1998.10.18 (Sun)

  • 今日は台風で風雨共に激しい中練習がスタートしました。意外にも多くのメンバーが来ました。練習なくなりそうな時に限って集まりやがって。こんな時のアジリティは最悪です。いい大人がどろんこになって地面をはい回るなんて想像できます?観光客の外人は嬉しそうにシャッターを切っていました。こんなことなら昨日のうちにグランドに放火しとけばよかった。
  • とか言ってるうちに風はやまないものの晴れ間も見えてきました。ランプレーはいいいとしてパス練はエキサイティングなものでした。暴風のお陰でカーブ、シュート、フォークなど多彩な変化球でWRを翻弄することができました。しかしこの前のデイビージョーンズ戦の例もあるようにこんな天候でもきっちりと練習せねばならんのです。しかも来週はシーズン最大のヤマ場、スティーラーズ戦だからなおさらだ。最低限やるべきことをこの悪天候の中やることができたので今日練習を強行した幹部の決断に敬意を表したい。練習が終わって我々が帰る頃にはすっかり晴れ上がりきれいな台風一過の夕焼けが見えました。私は瞬時にこれがラザロの輝かしい未来を暗示しているものだと分かりました。

1998.10.17 (Sat)

  • いよいよ来週は今シーズンの天王山、スティーラーズ戦だ。いささか話が反れますが、スティーラーズのQBの#5楠井さんは中央大デルボマーズという、私と同じリーグの同じブロックに所属したライバルチームの出身だそうな(学年が重なっていないのではっきりとは知りませんが)。去年春の練習試合でボコボコにされたということもあり、試合前から身が引き締まる思いです。
  • だが、わがチ−ムはここ3週連続で練習が続き、テンションを維持するのが大変である。何しろ鎌倉由比ケ浜を目前にしているので雑念が多い。晴れたら海でギャルを見ながら昼寝したいし、雨ならもちろんやる気が起きない。曇りだと気分も曇るし雨が心配で集中できない。なんてことを言う不届な奴が多くて困ったもんだ。しかしこのさんざん待たされた鬱憤を試合にぶつけようじゃないか。明日の練習でしっかりとプレーの確認をして準備万端で来週の試合に望まねば。
  • ところで先々週の練習終了後に「みのもんた」がロケで近くに来ていました。週刊誌などでは結構やな奴ふうに書かれていたが、おもいっきり間近で見てみるとおもいっきり黒くておもいっきりいい人でした。

1998.9.27

  • vs デイビージョーンズ (9/27)

    なんともひどい試合だった。雨が降り気温も低かった。グランドは幕張なのでグジャグジャ。田植えでもしてた方が良かった。雨の日ってのはQBはストレスが非常にたまるもんです。エクスチェンジはミスる、パスはすっぽ抜ける。必然的にゴリゴリしたプレーコールになるわけですがそれじゃあ勝ってもQBは満足出来ません。WRたちも同じですね。

    うちも相手も敵陣でのターンオーバーから1本ずつ取った。やはり雨の日はターンオーバーがkeyとなる。互いにゴリゴリして2本ずつとったがTFPの差でうちが2点のBEHIND。4Q残り2分を切り相手オフェンスに50ydラインまでドライブされ、ウチのディフェンスも白目をむき始め、私が見かねてちょうどタオルを投げ入れようとしたその瞬間、奇跡は起きた。RBがヒットされてファンブルしたボールをLB篠崎がカバー&50ydsをそのまま駆け抜けエンドゾーンへ。私もすでに涙ぐんでいたのでそのときの光景はもう定かではない。それにしてもこんなドラマみたいなことが実際に起きるなんて、、、RUDYもびっくりです。(プライベート)フットボールの恐さをひしひしと感じました。完全に運だな、こりゃ。

  • 敵の#38のRB門脇さんは私が大学の時、関東学生プラーベイトリーグの選手権で見て以来でしたがやっぱり凄かった。速かったなー。あとラインが強い。昔見た底力のある東洋大グリフィンズそのままの印象でした。

1998.9.6

  • そのうち気が向いたら書きます。それともラザロの誰か書く?